【銀魂】腐った学校 〜第一章〜

黒板 ページ2

朝、学校に来ると、一発で黒板が目に入った。



『イジメに興味のある者は放課後、体育館に来い。』



A「…何コレ。」

私と神楽と妙ちゃんは黒板に大きく書いてあった文字に目を奪われた。

周りにはクラスのみんなが集まってる。

妙「イタズラ…かしら？」

神楽「イジメに興味って…、あるワケないアル！」

妙「そうよねェ…。こんなのイタズラにも程があるわ。」

私は黙り込んでその黒板を見ていた。

神楽「A？どーしたアルか？」

A「！ ううん。なんにもないよ。」

神楽に名前を呼ばれ、はっとして言い訳のように言う。

二人は頭をかしげて私を見る。

A「私…、放課後行ってみようかな。」

私の言葉に、二人は目を見開いて私を見た。

A「あっ、別に興味があるとかじゃないの！
ただ、風紀委員として見過ごせないっていうか…。」

土方「同感だ。」

A「！ トシ。」

いつの間にかトシが後ろに立っていて、風紀委員のみんなも立っていた。

近藤「ここは絶対見過ごせないな。」

妙「てめーのストーカー行為も見過ごすなよ。」

沖田「Aが行くなら俺も行きやすよ。」

山崎「俺も行きます。今、他の教室を見てきたんですが、
ここと同じように３年生全部の教室にこれが書かれてありました。」

そう言って、ザキはみんなの顔を見回した。

土方「随分悪質だな。」

沖田「これ書いた奴を叩きのめして、ソイツをいじめてやりやしょ。」

A「ダメだからね。」

土方「とりあえず風紀委員は放課後全員、体育館に集合だ。」

そう言って、トシはその黒板の文字を消した。


　

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