【文スト】帰宅したら推しがご飯食べてた

episode.1 ページ1

私、村中Aは何処にでも居る女子高生



文豪ストレイドッグスというアニメにハマってはや四年



そのアニメに出てくる私の推しであるドス君



ドス君にどうしても会いたい！！本当に本当に会いたい！！



グッズも沢山揃えてるし、ドス君の台詞は完コピできる



コスプレ衣装も自作して、イラストも大量に描いて



でも、いくら金を貢いだところで推しは液晶を突き破って来てはくれないし、私が液晶の中に行くことも出来ない



だから今日も画面越しにドス君を眺める



嗚呼尊い。何でこんなにも美しいんだこいつは



少し長めに伸ばした髪も光の入っていないアメジストの瞳もその高い背も丁寧な言葉遣いも全てにおいて尊い




そのCV石田の声で労って貰いたい



否、逆に罵倒されてもいい((



ネットを漁っていると、とある広告が出てきた




『……会いたい人に会えるおまじない？』



それって推しも対処って事？ねぇそういう事？



私はその広告から一つのブログに飛んだ




画面をゆっくりとスクロールしていく




『へぇ……やってみよう』



私はブログに書かれた手順通りにおまじないをした




『えへへ……これでドス君に会えるかな……』




とは言えたかがおまじないだ


当たる訳がない











と思っていた

episode.2→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す