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第一話 ページ1

ヨコハマの端の方にある至って普通のマンション


家賃は高くもなく、安くもない



通ってる大学にもそこそこ近いし、交通の便も悪くない



私はマンションのオートロックのドアを開けるために専用の鍵を差し込んだ



そのまま歩いて行き、エレベーターに乗る


五階のボタンを押し、扉を閉めた




エレベーターはぐんぐん上って行き、五階に着くと扉が開いた



エレベーターから降りた私は少し歩いていき、自室の鍵穴に鍵を差し込んだ



部屋の中に入り、鍵を閉めた



そしてリビングにたどり着くと、背負っていたリュックを投げて、ソファに倒れ込んだ



『疲れたぁぁ…………』



あの教授の話長すぎだって……



愚痴りたい!!すっごく愚痴りたい!!


そうだ、こういうときはあの人に


私はスマホを手に取り、SNSのDM画面を開いた




〔中也さん!!聞いて下さいよ!!〕


と打ち込み送信した



すると直ぐに返事が来た


〔何だよ?また教授の愚痴か?〕



そう、その通りなんだよ



この人は中也さん。私のネッ友だ



中也さんと出会ったのはほんの一ヶ月前


私が投稿したイラストにいいねをしてくれたのだ



それからDMで意気投合し、今では会話をするのが日課になった


一度だけ音声通話をした事もある


凄くいい声だった。所謂イケボというやつだ



あんなに声がいいならきっとイケメンなんだろう



でも私達はお互いの顔を知らない



それどころか本名すら知らない




中也という名前はなかなか聞かないし恐らくネット上での名前だろう



でもそれは私も同じだ



名字の"浅上"から"が"を取って"アサミ"と名乗っている



さて、出会いの話はさておき



私はチャットを打ち始めた

第二話→



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さよる(プロフ) - うらミさん» ありがとうございます!中也はだざむに取られそうになったときちゃんと慌ててそうだなって思いまして…… (2022年7月6日 17時) (レス) id: 47b1380100 (このIDを非表示/違反報告)
うらミ - うう……好きすぎました………ちゅやが焦りながらもちゃんと恋してるの可愛くて…………!!!これからも作品の更新頑張って下さい!! (2022年7月6日 17時) (レス) id: ca3ffcc902 (このIDを非表示/違反報告)
さよる(プロフ) - 村人Cさん» コメありがとうございます!本当はもうちょっと取り合いみたいにしたかったんですよぉぉぉぉ!! (2022年6月23日 17時) (レス) id: 47b1380100 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - 太宰さんキューーピッドぢゃーーーーん←ハイテンション (2022年6月23日 7時) (レス) @page30 id: 20e5415ecf (このIDを非表示/違反報告)
さよる(プロフ) - 美菜海さん» コメントありがとうございます!ですよね!?愛してるって打つだけでもうしんどいんですよwキスとか絶対書けないwww (2022年6月22日 21時) (レス) id: 47b1380100 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さよる | 作成日時:2022年5月18日 17時

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