検索窓
今日:22 hit、昨日:32 hit、合計:404,745 hit

19 ページ19

─刃を突き立て、血が流れ、赤く染まるはずの腕からはパキッという軽快な刃の割れる響いた


「ほら、言ったでしょ?俺には刃も針も糸も通らない。だから多分そこの蜘蛛鬼くんに俺は殺せないよ」


「流石あの御方のお気に入りだね…ねぇ、僕の兄さんになってよ」

「………ん?」

突然の提案に、しばらく思考を放棄してしまったが仕方ないだろう
兄弟って、そんな簡単になるもんだっけか???


「君は強いし、僕の兄さんとして申し分ない。ねぇ、僕の家族になって?」

「おい…ま、待てよ累。そしたら俺はどーなるんだ?この場で殺すとか言わないよな」
怯え気味に蜘蛛鬼が尋ねた
「なに。兄さんとしての役目を果たせないのなら、代わりを作るだけだよ。僕は家族が欲しいんだ…」


「あー、兄弟喧嘩?をしてるところ悪いんだが、この山に住めるような場所はあるか?できれば鬼殺隊に見つからないような場所で」

「君は住むところを探しているの?だったら僕達の家においでよ。そこなら鬼殺隊なんかに見つからない。そこで家族になろうよ」

この累って子は相当な家族への執着が強いんだな
ここまで家族というものを主張して、焦がれているというのは何かあったんだろう

「家族か…家族ってのはそんなにいいもんかね。俺は本当の親が居なかったから分からないけどさ、なんか君といたら楽しそうだな。住むところを探していたし丁度いい。累くん、君のところへ居させてくれ」

「いいの…?じゃあ着いてきなよ。君はあの御方のお気に入りだから、下手に手を出したら僕が何されるか分からないし姿はそのままでいいよ」

そういい累くんは俺を森の奥へ案内していく

鬼舞辻無惨は寝床を提供するといっていたが、未だに手配はされていない…あいつ、取引の内容忘れてないか

だからこうして放浪していたんだ。いい機会じゃないか、家族ってもんを体験しておこう

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (334 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
770人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 東京喰種 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

25 - 一気に読ませて頂きました!とても面白いです。続編おめでとうございます! (2019年12月9日 17時) (レス) id: 8a05a5b115 (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 続きいきましたけどまだ形作っただけなので少々お待ちを (2019年12月5日 16時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - またちまちま更新していきたいと思います (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 本誌がやべぇ。 (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 短気っきーさん» ありがとうございます!更新また再開しましたのでよろしくお願い致します (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:わす | 作成日時:2019年8月22日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。