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「けはっ!案内なんてするわけねーだろ!そう簡単に鬼を信用するんじゃないな!お前、蜘蛛に刺されたろ?」

「蜘蛛…?ああ、さっきから周りに沢山いるやつか」

「半刻もしないうちにお前も俺と同じ蜘蛛になるんだよ…!」

蜘蛛になる、だと?感染系のこいつの力か

「さぁ、そろそろ手足が痺れてきたろう?」

痺れ、痺れなぁ…蜘蛛達が俺を刺そうとしてることはわかるんだが、、、

「あの、自信満々に技の説明をしてもらったところ悪いんだが…俺には蜘蛛の針、刺さらないんだよね。ほら、俺の手を見てみな?何ともないじゃん?」

「はぁ?!どういう事だ」

蜘蛛鬼くんは困惑して、俺に針が効かないという事実を受け止められていない様だ

「俺はさ、喰種だから。普通の鬼や人と違って、皮膚に針も糸も刃も何も刺さらないんだよね。喰種の肌って特殊だからなー、試しになんか皮膚が切れそうな物くれない?試してあげるよ」

そういい俺が鋭利な物を探していて、折れた刀の欠片の様な物を見つけた時、頭上から声がした


「兄さん。まだ侵入者の始末が出来ていないの?」

「げ…累、これからだ!これから始末する所だったんだよ!でもこいつ、針が通らねぇんだ!!」

累と呼ばれた少年の様な彼は、蜘蛛の糸の上に立っており、蜘蛛鬼の事を冷淡な目で見ている

「遅いよ。兄さんは兄さんらしく、役目をしていればいいのに……それよりそこに居るお前、あの御方の所に居た喰種とかいうやつ?」

「俺?…まぁ俺しかいないし俺のことだよな。あの御方って鬼舞辻サンのとこにいたやつの1人か。そこの蜘蛛鬼?は兄さんなんだろ、少しくらい許してやれよ。実際俺には針が効かないんだしさー、見てな」

兄弟だとかいう鬼の2人に見えるよう、着物の袖をたくし上げ、腕を見せつけ刃物を肌に突き立てる

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25 - 一気に読ませて頂きました!とても面白いです。続編おめでとうございます! (2019年12月9日 17時) (レス) id: 8a05a5b115 (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 続きいきましたけどまだ形作っただけなので少々お待ちを (2019年12月5日 16時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - またちまちま更新していきたいと思います (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 本誌がやべぇ。 (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 短気っきーさん» ありがとうございます!更新また再開しましたのでよろしくお願い致します (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わす | 作成日時:2019年8月22日 15時

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