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走り続けているうちに、人の寄り付か無さそうな不気味な山へと到着した
夜ということもあり余計に薄気味悪さが際立っている
人が来ないということは、鬼殺隊に居場所がバレる可能性が低いという事なので山に入ってみる
山中を進んでいくと、道と言える道がだんだんと無くなっていき、気づけば空中に浮かんだ掘っ立て小屋と、その周囲に吊された人間たちがいる空間に出た
─何かがいる
気配を感じ、一旦距離を置くため木の上に飛ぶ
「何もんだァ?こんな所にわざわざ来るなんて、死にたがりか何かか?」
声の主姿は見えない
正体を掴むため、相手のことを探る
「あんた鬼か?」
「ァ?いきなりなんだ。だとしたらどうする?」
「俺は敵じゃない。もちろん鬼殺隊でもないし、まして人でもない。どちらかと言うとお前らと同類だ。姿を現して話をしないか。話が通じるんだ、ただの雑魚鬼では無いんだろ?」
相手がこの言葉で出てくるかどうかは分からないが、ここに住んでいる鬼と話をしてみるのはいい事だろう
俺が木から降り、立っていると頭上に声の主と思わしき鬼が現れた
蜘蛛?人の頭??何こいつ!!見た目きっも………
正直そう思ってしまうのも仕方がないだろう
そんな事を思いつつ、失礼なので顔に出ないよう心に留める
「くふっ…お前見込みがあるな。その通り、俺はただの雑魚鬼じゃあないね。お前、人じゃないと言っていたが確かにその様だな。」
「そうだ。俺は鬼でも人でもない」
「ァ?もしやお前、累が言ってたあの御方のお気に入りってやつか?…ははっ!こりゃあ面白れぇな!累のとこ案内してやるよ!」
累ってのが誰だか分からないが話のできるやつに会えるならそれでいい
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25 - 一気に読ませて頂きました!とても面白いです。続編おめでとうございます! (2019年12月9日 17時) (レス) id: 8a05a5b115 (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 続きいきましたけどまだ形作っただけなので少々お待ちを (2019年12月5日 16時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - またちまちま更新していきたいと思います (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 本誌がやべぇ。 (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
わす(プロフ) - 短気っきーさん» ありがとうございます!更新また再開しましたのでよろしくお願い致します (2019年11月27日 23時) (レス) id: a4e37fc9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わす | 作成日時:2019年8月22日 15時