ひゃくきゅうじゅういち ページ10
やっと街からの破壊音、爆発音が収まった頃、ルフィは戻ってきた。手に布切れを持って。後ろに怒り狂ったフランキーを従えて。そしてフランキーの後ろには同じように怒り狂った島の住民もいた。
そこまではみんな船の縁に乗って見守っていたのだが、フランキーがだんだんと近づいてくるに連れてまずナミが驚愕の声を出し、私の目を塞いだ。
『うん？ナミ？ナミさーん？』
サ「いやいや、パンツを取ってくるとは言っていたが、」
聞いていれば、数人は
そしてルフィが隣に着地した気配を感じた。
ル「フランキー！船！ありがとう！最高の船だ！大切にする！このパンツ返して欲しけりゃ、おれ達の仲間になれ！！」
と誇らしげに声を張り上げた。
私は目隠しをされているため彼の表情は窺い知れないが、性格上満面の笑顔ではないだろう。
『パンツ返して欲しけりゃ仲間になれって、セリフ流石におかしい気もするが…』
一息ついたその現場は、フランキーがまさに変態、という詩を読んだおかげで凍りついた。
ル「くそ！通じなかったか！」
隣からルフィの悔しそうな声が聞こえる。そんな折、ロビンが意外にも手を貸そうか、と声をかける。
そして私が今だに目隠しされたままな現場に、フランキーの悲鳴、断末魔が響き渡った。
視界が自由でない私でも何が起こったかくらい覇気でわかる。記憶にもある。
そして私の周囲にいる男性諸君は股間を抑えていることにも気がついている。
『
＊＊＊
フ「ちょーっと行ってくらあぁ！！アウッ！」
ようやくフランキーがパンツを履いたことで並の目隠しが解かれた。
フランキーは股間が取れてフラン子になってしまう前に子分やらアイスバーグやら住民やらに「幸せになれ」と言う名の出て行けコールを食らい、泣きながら船に乗ったところだ。
『地獄へようこそ。フランキー』
フ「乗ったばっかなんだ。そんな歓迎はよせやい！」
こうして、ウソップの抜けた穴を埋めるようにフランキーが仲間に加わったのだった。
歓迎を受けるフランキーを見ながら私は呟いた。
『やっぱりうちの船長モテるなぁ』
@@@
なんか全然雑用してないことに今更気がついた作者だよ。
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不在証明(プロフ) - 一気読みしました！とても面白かったです！ついにシャボンディ編ですね！その後のお話も好きなエピソードなので更新楽しみにしています頑張ってください！ (2021年10月9日 1時) (
レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 久々に見にきたら更新されてて嬉しいです。楽しみにしています！ (2019年5月7日 18時) (レス) id: e1b44d4df8 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - おぉ！しばらく見ない間に更新されてる...！いつも応援してます。個人的には２年の空白の間で夢主ちゃんが何をするのかがすごく楽しみです！ (2019年5月1日 3時) (レス) id: 6fae34f835 (このIDを非表示/違反報告)
歌恋 - とっても面白いです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月18日 18時) (レス) id: bd711dd19d (このIDを非表示/違反報告)
ちきん - 200話突破、おめでとうございます！いつも更新を楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年11月29日 20時) (レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年11月3日 8時
