にひゃくなな ページ26
いや、たしかに痩せこけたケンタウロスだった。もう一頭は骨だったし、馬車の上にあった炎、あれはランタンの火じゃなかった。
あのしたいと影を融合させているホグバックとかいうやつ、悪魔の実の能力者か知らないが、お世辞にも生物を合体させるのが得意とは言えない。
馬車の中では三人ともとりあえず安全な馬車の中に乗れたこと、人に会えたことを喜んでいた。チョッパーに限ってはホグバックに会えることに興奮していた。
さっきヒルドンに怪しげなワインか何かを差し出されたが三人の分もきっぱりと断っておいた。
『それで、そのホグバックは今何してるの？』
チ「それが、ある時ぷっつりと姿を消してしまったんだ」
ヒルドンの方に目線を移せば、目を細めながら言われた。
ヒ「ホグバック様は、この島の城で人智を超えた研究をなさっておいででし」
そうだな。それでお前が作られたんだもんな。
チョッパーがホグバックに関して夢中になって喋っている最中、ふとナミがずっと締め切られていた重いカーテンをめくった。
口の裂けた猫、船で見たネガティブゴーストに顔のついた木が、まさにパーティといった様子で盛り上がっていた。
ウ「え、お、おい、なんだこれ」
ナ「ちょ、ちょっとヒルドンさん！ば、ばば馬車の外に！何かいるんだけど！ヤバイわ。岸に戻ってくれない！？」
ヒルドンはわざとらしく首をひねって考えた後、「御者の方に話をつけてくる」と出て行ったきり戻ってこなかった。
いよいよ三人は怯え出した。その三人を見ながら私は四時ポケから出したサンジのおやつを食べていた。
ナ「な、なんか墓地から這い出て…！！！」
チ「いっぱいいるぞ！！」
ウ「ゾ、ゾンビだ！この馬車を取り囲んでるぞ！！」
『いや落ち着けよ』
もっともなセリフを吐いた私はテンパったナミに平手打ちを食らった。
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不在証明(プロフ) - 一気読みしました！とても面白かったです！ついにシャボンディ編ですね！その後のお話も好きなエピソードなので更新楽しみにしています頑張ってください！ (2021年10月9日 1時) (
レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 久々に見にきたら更新されてて嬉しいです。楽しみにしています！ (2019年5月7日 18時) (レス) id: e1b44d4df8 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - おぉ！しばらく見ない間に更新されてる...！いつも応援してます。個人的には２年の空白の間で夢主ちゃんが何をするのかがすごく楽しみです！ (2019年5月1日 3時) (レス) id: 6fae34f835 (このIDを非表示/違反報告)
歌恋 - とっても面白いです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月18日 18時) (レス) id: bd711dd19d (このIDを非表示/違反報告)
ちきん - 200話突破、おめでとうございます！いつも更新を楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年11月29日 20時) (レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年11月3日 8時
