にひゃくはち ページ27
がたんと車輪が外れた音がして馬車が傾いた。四人は半壊の馬車から命からがら這い出る。周り全てゾンビだった。活路を開いて逃げるにも先頭は必要と見た。
ウ「ど、どっどどうすれば！」
『火だよ』
ウ「そうか！必殺火炎星！！」
わらわらと群がっていたゾンビたちは火を見るとびっくりして腰を抜かした。その隙に私たちの遠くへ逃げる。果たして火が本当に怖かったのかはわからん。単純にびっくりしただけかもしれない。
屋敷の扉が見えた時、ウソップがドアが壊れそうな勢いで扉を叩いた。
ウ「ごめんくださーい！！ドクトル・ホグバックさんはご自宅でしょうか！！通りすがりのかいぞ…船乗りなんですが！入れてくださーい！！」
と、一生懸命に扉を叩いたのだった。
ナ「うそっ、あのゾンビたちに噛まれてる…！」
『あー、大丈夫大丈夫。あのゾンビたちに噛まれるの、その辺のおっさんに噛まれるのと一緒だから』
ナ「Aがそういうなら信じるけど…それはそれで嫌ね」
その時軋みながら大きな木の扉が開いた。部屋の中は薄暗く、だれかが開けてくれたようには見えない。勝手に開いたか、それとも。
ゴクリと生唾を飲んだ私以外の三人は、私を先頭に押しやりながら屋敷に入っていった。
＊＊＊
薄暗い屋敷の中、多分玄関であろう部屋を手探りで進んでいった。
突然眩しいスポットライトが点滅し、ある部分を照らした。井戸だ。すると中から顔の整ったツギハギだらけの女性が出てきて、両手に持った大量の皿を投げつけてきた。三人は悲鳴をあげた。
シ「さらのうらみいぃぃぃ！！」
ナ「痛っ、あれ」
ウ「これ小道具用の皿じゃねえか」
チ「でっでも地味に痛いぞ！」
皿を数えながら投げて丁度9枚目、やっと彼女を止める人間が現れた。
ホ「シンドリーちゃん！もういいもういい！ストップ！」
その人こそ、チョッパーが熱弁をふるっていたドクトルホグバック、裏でやばいことをしている胡散臭い外科医だった。
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不在証明(プロフ) - 一気読みしました！とても面白かったです！ついにシャボンディ編ですね！その後のお話も好きなエピソードなので更新楽しみにしています頑張ってください！ (2021年10月9日 1時) (
レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 久々に見にきたら更新されてて嬉しいです。楽しみにしています！ (2019年5月7日 18時) (レス) id: e1b44d4df8 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - おぉ！しばらく見ない間に更新されてる...！いつも応援してます。個人的には２年の空白の間で夢主ちゃんが何をするのかがすごく楽しみです！ (2019年5月1日 3時) (レス) id: 6fae34f835 (このIDを非表示/違反報告)
歌恋 - とっても面白いです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月18日 18時) (レス) id: bd711dd19d (このIDを非表示/違反報告)
ちきん - 200話突破、おめでとうございます！いつも更新を楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年11月29日 20時) (レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年11月3日 8時
