にひゃくいち ページ20
私たちには想像もできないその長い年月を、明るく語る彼は、まさに異様としか言いようがない。
ブルックはひとしきり笑った後にルフィに向き直った。
ブ「あなたが私を誘ってくれましたね、嬉しかったです、どうもありがとう。だけど断らねばなりません。私は影を奪われ、太陽の下で生きてはいけません。私はここに残り、影を取り返せる"奇跡"の日を待つことにします！ヨホホホホ！」
ル「何言ってんだよ、水くせェ！だったらおれが取り返してやるよ！誰に取られたんだ！？」
ブルックは答えなかった。
ブ「あなたは本当にいい人だ。だからといって、だからこそ、あなたを巻き込むことができません」
沈黙しているルフィ達を差し置いて、ブルックはどこからともなくヴァイオリンを取り出した。
ブ「そんなことより楽器でも奏でましょう！私は音楽家をやっ_____ぎょわっ！！」
ブルックが急に奇声をあげ、宙を指差して「ゴ、ゴースト！」と叫んだ。
それに反応したルフィ達。見上げると、ブルックより少しはお化けらしいお化けがいた。壁をすり抜け、天井付近から私たちを見下ろしている。
ウソップとチョッパーの悲鳴とともにサニー号が揺れた。何かにぶつかったというより、何かが海に落ちた振動だ。
全員が甲板に走り出て海を見渡せば前方には口の形をした重そうな門とその両側にどこまでも続きそうな壁。後方にはいつのまにか薄暗い城があった。
いよいよ来たのだ。
驚いたブルックの声と、この島に関する激しい説明口調。食事と仲間に誘ってくれたことのお礼を早口にまくし立て、船から海に飛び降りた。かと思うと、水しぶきをあげながら凄い勢いで海の上を走っていた。
たった今ブルックの言ったことを繰り返し、なんとか島を出ようとナミが言った。そしてルフィの肩に手を置いて了承を得るため振り向かせた。
振り向いたルフィは満面の笑み。そんな純粋な興味しかないルフィの笑顔に、一味は反対の意見を言えずじまいだった。
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http://uranai.nosv.org/u.php/novel/greenwakab4/
入らなかったシーンです。
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不在証明(プロフ) - 一気読みしました！とても面白かったです！ついにシャボンディ編ですね！その後のお話も好きなエピソードなので更新楽しみにしています頑張ってください！ (2021年10月9日 1時) (
レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 久々に見にきたら更新されてて嬉しいです。楽しみにしています！ (2019年5月7日 18時) (レス) id: e1b44d4df8 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - おぉ！しばらく見ない間に更新されてる...！いつも応援してます。個人的には２年の空白の間で夢主ちゃんが何をするのかがすごく楽しみです！ (2019年5月1日 3時) (レス) id: 6fae34f835 (このIDを非表示/違反報告)
歌恋 - とっても面白いです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月18日 18時) (レス) id: bd711dd19d (このIDを非表示/違反報告)
ちきん - 200話突破、おめでとうございます！いつも更新を楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年11月29日 20時) (レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年11月3日 8時
