対立 ページ44
偽エレンは大通りから、エレン達(ミカサ、アルミン、エレン)は馬車とは別のルートで王都へと進入してから随分と時間が経った。
他の兵達は馬車の周りに着いているか、誘い込みの地点で張っているかのどちらかだ。
因みに私は何処にも着いていない。
というか直前に団長さんに止められた。
エルヴィン『アニエスはここで待ってなさい。私達を信じてね』
どうしても中に入って皆と戦いたいと説得しても聞き入れてはくれなかった。
何があるっていうの？
アニエス「……帰ろうかな」
ここに突っ立っていても入れる訳じゃないし
そう思ってくるりと踵を返した時だった。
ﾊﾟｧｧﾝ――――――――!!
煙弾が撃たれたのか発砲音が空気を震わせた。
それと同時に悲鳴が小さながらも聴こえてきた。
作戦…もとい、交渉は決裂したのだろう。
ここにいろと団長さんに言われたけど、じっとしていて何人もの仲間が消えるくらいなら私は約束を破る！
私は門兵の目を盗んでシーナの中へと進入した。
そして……
ﾄﾞｫｫｫｫｫｫﾝ!!!
住宅街の方からとてつもない爆発音が聴こえた。
アニエス「！…っ、まさかｯ」
アニが！？
急いで現場へと体を運ぶ。
目に飛び込んできたのは周りに飛び散った血と肉片。
四肢が分裂した死体が何体もゴロリと転がっていた。
そして極めつけは……
アニエス「……アニ」
女型の巨人。
地にしゃがみこんでいる女型はスッと立ち上がると建物の屋根に立っている私を方を向いた。
ギロリと大きな目が私を捉える。
「コ ロ ス」
そう言っているかのような瞳に私の闘争本能が燻(くすぶ)られる。
アニエス「いいよ。決着をつけよう」
鞘からブレードを取りだし構える。
あの時守れなかった仲間の仇
ここで取らせて貰う！
私は一直線に女型へ攻撃を仕掛けた。
ぬっと目の前に右手が伸びてくる。
ワイヤーに全身の体重を掛けながらそれを避け、素早く斬りかかる。
ｽﾞｼｭｯ、ｽﾞﾊﾞｯ!!
足りない
まだ、足りない
アニエス「オラァァァッ！」
更に追撃。
ﾌﾞｼｭｯ……ﾊﾞｼｭ、ｸﾞｼｬｯ!!
まだ
足りない
もっと、
もっと、
アニエス「…っ、力が欲しいよッ((ﾎﾞｿｯ」
回復する暇も与えず、私は必死に女型に攻撃を繰り返した。
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妓犹(プロフ) - 林檎さん» 更新日は無いです！今は原作に沿って書いてますが、後々オリジナルにしていきます((ｷﾘｯ(｀・ω・´) (2014年4月3日 7時) (
レス) id: 6ab13e68d4 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 更新日はありますか？原作沿いですか？質問ばっかりですみません (2014年4月3日 7時) (レス) id: 70444426a8 (このIDを非表示/違反報告)
妓犹(プロフ) - リネンさん» ありがとうございます!!更新はゆっくりですが頑張って書きます(*≧Δ≦*) (2014年4月2日 21時) (レス) id: 6ab13e68d4 (このIDを非表示/違反報告)
リネン(プロフ) - 面白かったです。アリエスがどうなるのか楽しみです(≧∇≦)頑張って下さい。 (2014年4月2日 20時) (レス) id: f41e9de3d6 (このIDを非表示/違反報告)
妓犹(プロフ) - 龍斗さん» しないらしいですね!!いやぁ…まんまとエイプリルフールの嘘に引っ掛かってしまいましたwww← (2014年4月2日 20時) (レス) id: 6ab13e68d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妓犹 | 作成日時：2014年3月29日 17時
