合流 ページ17
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ……
急に女型の走るスピードが遅くなった。
体力がそろそろ限界なのだろう
２回も巨人化をしたのだから。
走ることをやめ、女型は足を止めた。
だが視線は相変わらず私を捉えている。
まるで『次は捕まえる』と云わんばかりに。
次…か
アニエス｢次はないよ…アニ｣
女型を振り払えたと私は見なし、リヴァイくん達に知らせるために煙弾を撃った。
すると、５分後にリヴァイくんとエレンくんと合流できた。
エレン｢女型は……？｣
アニエス｢もうこない。…諦めたんだと思う｣
エレン｢そうか…でもアニエスが無事でよかった｣
ほっとしたような顔でエレンくんはそう言った。
リヴァイ｢もうすぐエルヴィンと合流する｣
アニエス｢近くにいるの？｣
リヴァイ｢あぁ。その証拠に……あそこを見ろ｣
リヴァイくんが、すっと指を指した方向には荷馬車があった。
荷馬車はガラガラと音をたてて、走行している。
リヴァイ｢合流するぞ｣
アニエス/エレン｢ハッ!!｣
ﾊﾟｼｭｩｩｯ…ｼﾞｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨ――――…‥‥
リヴァイ｢エルヴィン!!｣
リヴァイくんは先頭列にいる団長さんに声をかけた。
エルヴィン｢リヴァイ!!エレンとアニエスは？｣
リヴァイ｢安心しろ。ちゃんとここにいる。だが……他の奴等は死んだ｣
他の奴等……きっと
女型に命を奪われた、グンタくん、エルドくん、オルオくん、ペトラさんのことだろう。
ずっと一緒にいた仲間がいなくなるって、悲しいね。
悲しい筈なのにリヴァイくんは泣かなかった。
いちいち泣いていられないっていうのもあるんだろうけど、それよりも『悔しい』の方が勝っているのかもしれない。
『悲しい』より『悔しい』
その思いがきっとリヴァイくんを強くしていったんだね。
そんな気がした。
エレン｢あの…このまま帰還するんですか？｣
エルヴィン｢あぁ…仲間の遺体(からだ)を回収したいところだが、もう一度森を駆け回るのは危険を伴う｣
団長さんの言う通りだ。
もう一度森へ入れば、また女型に遭遇するかもしれない。
だったら諦めて壁内に帰還した方が生存率が上がる。
団長さんはもう次の手を考えているのだろう。
頭の回転が早い人…。
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妓犹(プロフ) - 林檎さん» 更新日は無いです！今は原作に沿って書いてますが、後々オリジナルにしていきます((ｷﾘｯ(｀・ω・´) (2014年4月3日 7時) (
レス) id: 6ab13e68d4 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 更新日はありますか？原作沿いですか？質問ばっかりですみません (2014年4月3日 7時) (レス) id: 70444426a8 (このIDを非表示/違反報告)
妓犹(プロフ) - リネンさん» ありがとうございます!!更新はゆっくりですが頑張って書きます(*≧Δ≦*) (2014年4月2日 21時) (レス) id: 6ab13e68d4 (このIDを非表示/違反報告)
リネン(プロフ) - 面白かったです。アリエスがどうなるのか楽しみです(≧∇≦)頑張って下さい。 (2014年4月2日 20時) (レス) id: f41e9de3d6 (このIDを非表示/違反報告)
妓犹(プロフ) - 龍斗さん» しないらしいですね!!いやぁ…まんまとエイプリルフールの嘘に引っ掛かってしまいましたwww← (2014年4月2日 20時) (レス) id: 6ab13e68d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妓犹 | 作成日時：2014年3月29日 17時
