さとくん、寒い? しょーちゃん、痛い? 13 ページ41
和也Side
和「ごめん、雅にぃ。
Aが智にぃと翔にぃに会いたいっていうからさぁ。
ちょっと今は・・・・やめといたほうがいいよね。」
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雅「そうだね・・・・
それとさ・・・お願いがあるんだけど、
翔にぃの下着とズボン持ってきてもらっていい?」
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和「へぇ??
・・・・・あぁ・・・・布団は?」
雅「布団はねぇ、大丈夫みたい。」
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トイレ、間に合わなかったんだね。
お腹ゆるいときはしょうがないよ。
布団が大丈夫ってことは、ちょっと汚れちゃった程度なのかな。
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俺が着替えをもって戻ってくると、
グズグズとなく翔にぃの枕元に、Aが座って何かをしていた。
Aに外に出ていてもらうの忘れてたね。
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「いいこ、いいこ。
え〜んってしちゃだめよ〜」
翔「んっ・・ｸﾞｽｯ・・・ﾋｯｸ・・・」
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「しょーちゃん、イタイイタイなの?」
翔「・・ﾋｯｸ・・・んっ・・いたぁい・・」
「かわいそうねぇ・・・
なでなでしてようね〜」
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小さな手に頭をよしよしされて、たいぶ落ち着いてきた翔にぃ。
いつのまにかAにまでしょーちゃんって呼ばれちゃってるね(笑)
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和「着替え、もってきたよ。」
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雅「ん? あぁ、ありがとう。
見てよ、和。
Aがなでなでしたらねぇ、しょーちゃん泣き止んじゃった。
俺らはあんなに苦労したのにさぁ。
Aはすごいよ!!
我が家で一番のお癒者さんだね。」
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そうだね・・・
Aの人を癒す力は、俺らには敵わないからね。
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もしかしたら翔にぃも、
Aのことを求めていたのかもしれないなぁ。
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「それでねぇ? よしよしってしてあげたんだよ。」
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数日後、ようやく回復した智にぃと翔にぃは、
Aから寝込んでいたときの話をされて、頬を真っ赤に染めていた。
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子供みたいにえ〜んって泣いて、
それを小学生の妹になだめられてたなんて知ったら、そりゃ恥ずかしいよね。
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翔「ずいぶんとご迷惑をおかけしたようで・・・
・・・・申し訳ありませんでした///」
智「以後、気を付けます///」
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気を付けてどうにかなる問題じゃないでしょ(笑)
いいじゃん。しんどい時くらい甘えたって。
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さとくん、しょーちゃん。
またいつでも、我が家に来てくださいね。
最高のお癒者さんをそろえて、誠心誠意、看病させていただきます。
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年9月28日 23時
