おにぃが治すから *ARS* 10 (ページ19)

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気管支炎　9　(潤) ページ19

翔Side

翔「一人になんかしないから。

ずっと潤と一緒にいるよ。」

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俺は座薬を取りに行くのをあきらめて、潤のそばに行ってやった。

これで少しでも安心して寝てくれれば、

座薬使わなくても大丈夫かなと思って。

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潤「しょ・・にぃ・・・・・」

虚ろな目で俺を見ながらフラフラと手を伸ばしてくる潤。

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翔「ん。手握ってようなぁ。

咳いっぱいでて疲れたろ・・・もう寝な?」

潤の手をギュッと握ったまま布団の中に戻してやる。

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潤「・・・・・・・・い・・・・て・・・・・」

翔「ん? なに?」

潤「・・・・いっしょ・・に・・・・いて・・・?」

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ここまで潤が甘えてくるのも珍しい。

今日は一晩一緒にいてあげようか。

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翔「うん、一緒にいようなぁ。

ずっと手握ってるから。」

不安そうにしている潤の目をみつめながらそっと微笑んでやると、

潤は安心したようにスーッと眠りに入った。

よかった、ちゃんと寝れて・・・。

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そのあと俺も潤の手をギュッと握りしめたまま、

ベッドに突っ伏した状態で眠ってしまっていた。

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翌朝、潤の熱もだいぶ下がって一安心。

数日後には咳もすっかりよくなった。

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なんか今回は潤のかわいいところがいっぱいみれたなぁ。

潤の弟らしい一面がみれて、なんだか嬉しくなってしまった翔にぃでした。