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そばにいさせてよ。
気付いたら、ぽろぽろ涙が溢れて、
身体の奥底で、熱がうねり出した。
ヒートが来る・・・
オメガの俺は、この呪縛から逃れることはかなわん。
この、制御不能な熱に、
振り回され支配されて生きていくしかないねや。
薬、飲もうとして、やめた。
大毅くんに抱いてもらえば、すぐにおさまるねん。
ここで待ってたら、大毅くんは必ず帰って来てくれる。
俺が大人しく従順にさえしてれば・・・
玄関に座り込んで、大毅くんの帰りを待ってる。
足音が聞こえてきた。
何故かそれが、大毅くんのものやって、すぐに分かった。
大毅くんの息遣いまで、感じられる気がする。
鍵が回る。
たったの１０時間やのに、
もう何日も、何ヶ月も待ち焦がれてたような、気持ち。
「ともっ！！！」
俺を見て、大毅くんは驚いた声を上げた。
「こんなとこで冷えてまうやん！
ヒート来たんやな。
抑制剤飲まずに俺の帰り待ってたん？」
「ん、大毅くんにおさめて欲しくて。
お昼からずっと待ってたん」
「とも、偉いな」
「ほんま？俺、ええ番？」
「当たり前やろ？
世界一の自慢の番や」
「ふは、嬉し。
大毅くん、はよベッド行きたい。
連れてって」
「ん。
抱っこしてこな？」
「やった、大毅くんの抱っこ好き。
重くてごめんやで」
「何も重ないよ。
これでも鍛えてるからな」
ベットの上にそっと下ろされる。
優しく、ガラスを扱うみたいに、繊細に。
俺を見下ろす、優しいまなざしは、
その奥にある熱を帯びた衝動を隠し切れてへん。
大毅くんが、
こんな大人の男の顔するなんて、
俺しか知らんねん。
この漆黒の瞳も、逞しい身体も、何もかも。
「大毅くんの全部、俺の？」
「そうやで。
全部が全部、ともの」
「俺の全部も大毅くんのものやで」
「嬉し、やっぱり、ともは分かってくれるって信じてた」
正しくなくてもええねん。
蓋をしてしまえ。
細く狭く、うねって歪んだ道でも、進むしかない。
大毅くんが望むなら。
その次の週末、
大毅くんは、
自分の一人暮らしの部屋を解約した。
置いてただけで、
ほとんど俺んちにおったから、
生活は変わりないと言えばそうやねんけど。
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fool(プロフ) - 蒼乃碧さん» 試練の時です〜すぐにhappyな毎日が戻ってくるはず！いつもありがとう〜😍 (2023年2月16日 9時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 共依存(T_T)�陲舛磴鵐札鵐察△覆鵑箸�してあげてください〜(T_T) (2023年2月15日 22時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - Aリスさん» 読み返して頂けるなんて感激です。ちょこちょこ手直ししております😁共依存状態、もっと詳しく書きたかったけど読み手さんの気持ちを考えてサラッとだけにして解決に向かいたいです〜😍二人の行く末を見守ってて下さいね (2023年2月15日 15時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - 7129さん» ごめんなさいよ〜🥲今ちょっとざわざわの毎日です。もう少しで雪解けのはず〜🌸赤くんがきっと幸せへと導いてくれると思うので待ってて下さいね〜💕 (2023年2月15日 15時) (レス) @page39 id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
Aリス(プロフ) - 共依存してしまう程愛が深い赤緑くん達カップル…幸せになって欲しくて片想い期からラブラブ気を思い出して欲しくて一気に読み返してしまいました❤️💚これからでも遅く無いから幸せになって貰いたいですね🌈 (2023年2月14日 18時) (レス) id: 0f7c566461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2022年10月27日 8時
