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あれからどれだけ殴られたか分かんない
どれだけ時間がたったのかも
目を開けたら周りは散らかっていて
小「...っ....」
酷く顔を歪ませている望が見えた
望が、怖い...
小「....A..」
そう呼ばれるだけでビクッとしてしまう
小「A」
近づいてきて髪を触る望から逃げてしまう
小「逃げんといて?ごめん、痛かったやろ...?」
さっきとは全く違ういつもの望
「うん....」
優しく、頬に触れてくる
小「ごめん、ほんまごめんっ.......」
「痛いよ、望....」
泣きながら私を抱きしめる望に
私はただ身を委ねる
小「Aが他の奴と、話してるの見て、
ムカついて、当たってもうた...」
「私こそ、ごめん...」
小「これからは、話さんといてくれるん...?」
「え、?」
望はきっと束縛が激しいんだ
そう理解した
「うん...分かった、もう男の人と話さない、...」
そう言うと満足そうに笑った望は
小「なあ、A、抱いてもいい?」
そう言って私にキスをした。
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作者名:まるぴよ。 | 作成日時:2017年6月11日 15時