【殺戮の天使】わたしの町のお化けは殺る気満々です。【深夜廻】 (ページ2)

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【夜】１ページ2

「ワンっ！ワンワン！」

「こら危ないよ、ポフ。こっちに戻っておいで？」

「ワン！」

わたしはA・ライガー。

この「廻町」にすんでいます。

きょうはザックと「花火大会」にいくやくそく
をしていたので、いまはいえのめのまえでまっています。

どうせ、まだねているのでしょう。

わたしがこのまえあずけた「犬」が、ザックのことをよんでいるようなこえがします。

「ワンワン」となき、ザックをおこしているのでしょう。

わたしのとなりにいる「ポフ」は、ザックの
「犬」とあそべるのがたのしみなのか、シッポをゆらしてはほえています。

わたしの「犬」とザックの「犬」はとてもなかよしです。

だから、あそびにはいつもこまりません。

「あ''ー、悪りぃA。寝てたわ。」

「やっぱり、そうだと思ったよ。
……そうだ！犬は連れて行かないの？」

「連れて行くだぁ？無理だな。」

「どうして………？」

「どうしてって……そりゃぁお前、めんどくさいからに決まってんだろ。」

「………。じゃあ、ザックの家にポフを置いて行ってもいい？遊びたいみたいなの。」

「じゃあ三秒待ってやる。だからさっさと置いてこい。」

「わかった」

ポフをおいていくことになってしまった。

ポフ、「犬」となかよくあそんでくれるかな？

ケンカしたら、ちゃんとしからないと……。

「ポフ、ザックの家で待っててくれる？また迎えに行くから…。」

「ワン！」

「うん…。いい子だね、ポフ。」