Knights子育てはじめます

子育て1日目 ページ8

「おはようございます、先輩方！」


Aが赤ちゃんになってから2日目。朝、比較的起きるのが早い司は誰よりも早く起きまだぐっすり寝ているAを1時間ほど眺めた後未だ夢の中にいる先輩達を起こしにかかった



「おはよう、司ちゃん。起きるの早いわねぇ」


「朝からうるさいんだけどぉ？」



司の呼び掛けに応じたのは2人。泉と嵐である。凛月は言わずもがな、レオはまず部屋にさえいなかった



「ちょっとぉ、あのバカどこいったのぉ？」


「leaderなら私が起きた数分後にインスピレーションが！と、叫んでどこかへ行ってしまいました」


「どうして止めないわけぇ！？」


「可愛い可愛いAの寝顔を見る方が大事だったので」



「司ちゃんったら。ほんとにAちゃんのこと溺愛してるわね」



それぞれ朝の身支度を終え泉は校舎へレオを探しに、司は可愛いAを眺めているのでした


「そういえば、1日たったからAちゃんは今1歳なのかしら」


「そういうことになりますが、そう考えると随分成長の遅い1歳児ですね」


「そこは気にしちゃいけないと思うわ。さ、私達は朝ごはんにしましょう。ほら凛月ちゃん起きて」


司は名残惜しいと感じながらもAを起こし、嵐は布団に丸まってた凛月を容赦なく布団から転がし起こすのでした



「鳴上先輩はたまに乱暴というか、雑な時がありますよね」


「凛月ちゃん相手なんだもの。これくらいしなきゃ。それにこんな学園にいるんだもの。逞しくもなるわ」


「なるほど…」


転がされた凛月は数分間動かなかったが嵐と司の朝の茶番の合間に目を覚まし、眠そうにしながら2人に近寄っていった


「ナッちゃん起こし方雑ー。てかスーちゃん朝からうるさいし」


「おはよう凛月ちゃん」


「おはようございます、凛月先輩。というか、朝の私の声が聞こえたならその時起きてください」



「朝日が眩しくて起きる気になれなかったんだァ」


「やっとバカ捕まえられた…。てかくまくん起きてたんだ」


「ううー、セナに邪魔された！折角のインスピレーションが！」


「セッちゃん、王様おいーす」


「おお、リッツ！うっちゅー☆」


「ほらほら、二人の分のご飯もあるから。早く食べちゃいましょ」


無事泉とレオも合流出来たところで少し遅めの朝ごはんにすることに


「「「「「いただきます」」」」」



Knightsにしては珍しく穏やかな朝が迎えられましたとさ

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