なんだかんだ可愛がられる紅一点 6

246 語りすぎ ページ31

-ラウール目線-


佐｢メジロマックイーン｣


『わかってるよ、口開けばマックイーンのことしか言わないなあさっくんは！』



佐｢だって可愛いじゃん！｣



『それもわかってるって！私はエアグルーヴ推しなんだよ…っ私にも話させて！』



佐｢やだ！！｣



『やだ？！』



ラ｢……｣



阿｢ラウール、オタク全開のさくA見てて楽しい？？｣



ラ｢ちょっとしんどくなってきた｣



渡｢だははっ、そりゃそうだわ。俺はもう飽きてる｣



ラ｢あのメジロマックイーン？と、えあぐるーゔ…のやり取り何回目？｣



今年に入ってもう10回目かな…？っていう阿部ちゃんは、呆れてるようには見えない笑顔で2人を見てる。



なんでそんなに可愛い顔できるの？僕はもううんざりに近いんだけどなあ…。



『そう言えばさっくん、マンハッタンカフェお迎えしたの？』



佐｢した｣



『いくら生活費渡したの』



佐｢今回は万いってないよ！すごくない！？｣



『ほお…』



ラ｢生活費とは｣



阿｢Aが生活費いくら？って聞くのは、課金額いくら？って意味だね｣



ラ｢あー…｣



数万円はざらってことだね佐久間くん。事務所が止めるだけあるなあ。



しかもあのゲームだけしてるわけじゃないから余計に怖いよ。



佐｢Aは？｣



『10連で来てくれた』



佐｢はっ？課金なし！？｣



『はい』



ニコォって笑うAの顔が悪いのなんの。最悪だよ。あんな顔もう見たくないよ。



かっこよくて可愛いいAを知ってるだけに、オタクのAはスイッチ入ると怖すぎるんだよね。



課金額の話が一段落した後もずーっとウマ娘の話をしてて、別の部屋でYouTubeの撮影をしてた皆が戻ってきても止まらなかった。



またメジロマックイーンとエアグルーヴの論争が始まって、さすがにうんざりした岩本くんが｢ちょっと語りすぎだわ｣って止めに入った。



『あ、ごめんねひーくん』



佐｢Aこの後暇？｣



『うん、暇』



佐｢明日仕事は？｣



『休み』



佐｢俺ん家で話そ！｣



『よしきた』



深｢えええ？！お前らっなんで！｣



『ウマ娘を語る会を開催します。ふっかも来る？』



深｢え…いや、いいわ…｣



『そう？残念』



ラ｢ふっかさん落ち込まないで。あの誘いに乗れるメンバーは誰一人居ないよ｣



深｢Aの目据わってた…怖い…｣

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