【3/8】恋猫、君といつまでも 2/2@りりー ページ4
もしかしたら、私が子供扱いされてると勝手に思い込んで傷ついてたみたいに、歌詞さんも大人ぶられることに傷ついていたのかもしれない。
自分を信頼してくれていないような気がして。
「ごめんなさい、」
「やだ」
ぎゅっと我が儘に引き寄せられた。
ぶっきらぼうな言い方と、らしくない態度に驚く。
顔を見ようとしたが、頭の上から掌で押さえこまれて動くことができなかった。
もがく私の息が止まるくらい強く抱きしめて、唸るように呟いた。
「もう少しだけ、お兄ちゃんぶらせて」
どうせ、すぐに追い越すだろうけど。
言っていることとは真逆の、いつもと違う子供のような彼の態度に胸の奥が満たされていく。
同時に息苦しいほど愛しくなった。
触れたい。
もっと。
「あのね…」
「うん」
「言葉だけじゃ足りないくらい、好きなときがあるの」
そういうときどうしたらいい？
素直に聞いた。込み上げてくる愛しさで、どうしようもなくて、苦しくて。
暫く待ったが、返事がない。
不審に思って見上げると、今まで見たことのない顔をした歌詞さんがいた。
戸惑ったような瞳に真一文字に結ばれた口元。
呼びかけてみると、歌詞さんは私から距離をとるように肩を押して、ぷいっと顔を背けた。
「…ちょっと、待って、離れて」
「えっなんで？どうしたの？」
「何で、そういうこと、言うかな…」
弱々しく呟いた彼は、横から見える顔面だけでなく耳朶まで真っ赤に染まっていた。
私の視線から逃れるように、腕で顔を隠覆い隠してしまう。
「歌詞さん、可愛い」
「…やめて」
「見せて」
「むり」
「なんで？」
やっと顔をこちらを向けた彼が、目を伏せて呟く。
「かっこわるいから」
…ああ、このままがいい。
「やだ、見せて」
両耳を引っ張って顔を寄せた。
鼻先が触れるくらい近くで囁くと、真っ赤な顔で睨まれた。
照れ隠しにキスしようとした彼を桜の花弁が邪魔をした。
жжж
ご卒業おめでとうございます。
どうも、りりーです。
8日担当の、りりーです。
文字数ギリギリで展開が物凄いことになっています…
見てくださった皆さん、本当にありがとうございました。
ハルちゃん！素敵な企画のお誘い、ありがとうございました！
もう本当、力不足で申し訳ない感じになってますが、今後ともよろしくお願いします。
最新作⇒http://uranai.nosv.org/u.php/day/lily2000/
連載中⇒http://uranai.nosv.org/u.php/novel/fromlovecm/
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相川りい＠千里嫁(プロフ) - ああああああ参加できなくてすいません！！いろいろあって！いやもう言い訳通用しませんよね！ごめんなさい！でもみなさんの文章素敵です！ (2014年3月25日 16時) (
レス) id: 270c8cb67b (このIDを非表示/違反報告)
咲和＠甘党加湿器はネ申(プロフ) - お疲れ様でした！昨日卒業式でした(´；ω；｀)この小説見て中学でも頑張ろうって思えました！これからも皆さん応援してます！ (2014年3月21日 13時) (レス) id: e0458a6b0d (このIDを非表示/違反報告)
ちー。(プロフ) - お疲れ様でした！ 本当に楽しかったです！！ ありがとうございました！ (2014年3月21日 8時) (レス) id: 1a53920cc9 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ姫＠蛇足厨(プロフ) - 卒業リレー！？もう、嬉しすぎますヾ(^▽^)ﾉ私今年卒業するのでとても、嬉しいですヾ(^▽^)ﾉ (2014年3月10日 16時) (レス) id: 20f7776008 (このIDを非表示/違反報告)
咲和＠甘党加湿器はネ申(プロフ) - そそそ卒業リレー！えっとありがとうございます！← 私今年卒業なのでとっても嬉しいです！皆さん応援してます！頑張ってください！ (2014年3月7日 18時) (レス) id: e0458a6b0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：graduation x他9人 | 作者ホームページ：ありません
作成日時：2014年2月25日 16時
