総統様の短編集［wrwrd!］ (ページ8)

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ケーキと総統ページ8

「グルッペンになら誘拐されて殺されてもいいかも。でもしたいは捨てないでね。いらなくなったら燃やしてほしいなぁ。」
「お前は急になんてことを言い出すんだ。」
「本心を言ったまでだよ。てかグルッペン近くのケーキバイキング連れてってよ。」
「俺はお前を誘拐なんぞしないからな。あぁいいな行くか。」
「じゃぁ準備してくるね」

俺の彼女はなんてことを言い出すんだ。心臓に悪いじゃないか。
なんて思いながら自分もケーキバイキングに行く用意をする。久しぶりだな、沢山甘いものを摂取してやろう。

「グルッペン準備終わったよ。」
「うわ、びっくりしたゾ」
「ごめんてwそんなビビることじゃないでしょ」

そう言いながらAはケラケラと楽しそうに笑う。あぁこんな時間んが一生続けばいいのに。と柄にもなくそう思う。2人で世間話でもしながら目的地のケーキ屋さんまで歩く。

「なぁA」
「なぁにグルッペン」
「俺はAのこと誘拐なんぞしなくても愛してるからな。それにそんな歪な形でAへの愛情を表現したくなしな。」
「グルッペンありがとう。その言葉で3年くらいは頑張れそう」
「じゃあ俺はAが頑張れる分の愛をやらんとな」