53話 ページ8
A「んんッ、ね…、もうやめっ…」
脳の処理が追いつかず、生理的に溢れ出る涙を止めることができない。
五条に必死に懇願するが、そんな私を嘲笑うかのように噛み付くようなキスをする。
腰が砕け、自分ではもう立っていられない私の身体を、五条は腕でしっかりと固定する。
A「んん、ふッ、んぁ」
「ン、ッ」
あれからどれぐらい経ったのだろうか、すぐだったような気もするし、随分と長かったよな気もする。
もう何も考えられない、身体に力も入らない。
やっと五条が口を離すと、私達の間に銀色の糸が引かれる。
やっと吸える酸素を必死に取り込み、
涙をポロポロと流しながらはぁはぁと犬のように口を開く私はさぞ滑稽だろう。
「はっ、いいざま」
そんな私を五条は嘲笑し見下ろす。
くそ、くそ、くそ、最低だ、このクズ
友達だと思ってたのに、
仲間だと思ってたのに、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月15日 11時) (
レス) @page37 id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - 最終回泣きました、、、このままずっと五条と夢主ちゃんで幸せになってほしい！！五条と夢主ちゃんの結婚生活が見てぇええぇぇ！！！ (12月4日 19時) (レス) id: 733585db8f (このIDを非表示/違反報告)
目覚まし時計の針 - 夜に暗い廊下で壁にもたれかかってる五条を妄想して死にました (2022年1月16日 22時) (レス) @page3 id: 0727e3cb02 (このIDを非表示/違反報告)
zero(プロフ) - あれだな、なんか永遠に死ねないみたいなやつ (2021年10月23日 16時) (レス) @page37 id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 私も何となく夏油ですね。 (2021年6月13日 18時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ガチンコチン
| 作者ホームページ：https://twitter.com/ponponpon896
作成日時：2020年12月22日 17時
