いつつ ページ6
｢ロボロは絆されすぎと違う？……あっ、女とまともに話したことすらないもんなぁ？｣
｢はぁ！？なんやとお前ぇ！｣
……まただいぶ煽ってくるなこいつ。
｢だいたいなんで俺ら助けんねん。得ないやろ。強いていえば国に恩売れるくらいやん｣
『…お前ら、そんなに国に売って欲しいのか？』
｢｢……は？｣｣
視線で人を殺せるほど鋭く尖った視線で射抜かれる。
お前ら、私はマフィアの首領だぞ？その程度で怯むわけないだろ。相手は子供だしな。
『話を聞く限りお前らは私が国に恩を売りたいと思っているとな？』
黙り込む2人に鼻で笑う。
『生憎、国に恩を売るならご丁寧に手当てしずに全員気絶させてから車で既に運んでるね。』
それならば話が早いし、合理的だ。そして、
『私にお前らを殺すメリットはない。合理性に欠くね。そんな無駄な手間がかかるような面倒事…するはずないだろう。』
｢だったらなんで、俺らを助けたんや。それこそ合理的じゃないやろ｣
『言っただろ。気まぐれ。そして、良心。ただそれだけだ。』
2人はいよいよ黙りこくった。
しぃ…んとした空間に耐えきれなくなったかのように空色の瞳の少年が声を上げた。
｢分かった。信じはしぃへんけど、とりあえず手当ての礼は言う！ありがとうな！！俺はコネシマ｣
｢……おん、僕もまだ信じきれへんけど、皆のこと手当てしてくれたし、ありがとう。僕、鬱言います。鬱先生でも大先生でも好きに呼んでくださーい｣
どうやら説得…と言うよりも丸め込むのに成功したようだ。
よかった。とりあえず警戒を解いてもらわないとこれからについて話しにくいからな。
あと、普通に仲良くなれて嬉しい。
『コネシマ、大先生、ロボロ、よろしくな』
｢ひとまずは、や！全然信用してへんからな！｣
｢よろしゅーな｣
｢よろしく！｣
……ロボロ、お前はええ子やな……
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ペンギン - 面白いです。続き楽しみにしてます。がんばってください。 (2020年7月18日 13時) (
レス) id: 5f842aeb4f (このIDを非表示/違反報告)
ヲっす(プロフ) - コメントありがとうございます！楽しんで頂けているなら幸いです！ (2020年4月28日 7時) (レス) id: c07bfd86f9 (このIDを非表示/違反報告)
うにぎらい(プロフ) - 作品読ませていただいています！すごく面白いです！更新楽しみに待ってます!!!応援してます！頑張ってください!!! (2020年4月28日 0時) (レス) id: 2ccfca6d8f (このIDを非表示/違反報告)
ヲっす(プロフ) - 指摘ありがとうございます。おかげで治すことが出来ました。気づいてなかったとはいえ、不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。 (2020年4月27日 21時) (レス) id: c07bfd86f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲっす | 作成日時：2020年4月27日 15時
