ふたつ ページ3
建物の中に入ると共に書類仕事をしていた真面目な部下と鉢合わせした。
やっべえ。でもそれどころじゃない
｢首領！嘘つきました…ね…？｣
『怪我人だ！医務室に連れていく。治療機器の用意をしろ！』
｢は！？それβ国の兵士じゃ…｣
『変な動きしたら殺すから大丈夫だ。早くしろ！』
｢は、はい！医療班！！｣
バタバタと走って行く部下の後を追うように歩く。
1階廊下の突き当たりまで歩くと医務室があり、そこに連れてきた子供達を全員押し込む。
その後に自分も部屋に入る。
｢準備完了です！｣
『OK、じゃあ後はよろしく。』
ベッドの数が多くてよかったと今ほど思ったことは無い。
ため息をつきながら医務室を出るとそこには仁王立ちした部下が立っていた。
嘘やん……
｢…書類仕事でもしながらゆっっくり聞かせてもらいましょうかねぇ？首領｣
『……はい…』
仕事部屋まで戻されて、机にある書類と再度対面する。
いじめだ。上司に対するいじめだ！
｢…で、何があったんです？｣
『外に出たら子供が落ちてたから拾った』
｢……｣
『本当だって！！助けてって言われたから私の心の良心が…』
｢はいはい分かりました。あなたがそんなだから内部勢力が2つに別れてるんですよ！｣
事実だけどその言い方は酷くないか
｢どうするつもりですか、あの子達｣
『ん〜？とりあえず…せやなぁ…戦争が終わるまではここで暮らしてもらいたい』
｢……まあ、今出したところで自国に睨まれるだけですしね｣
『うん、だから戦争終結までにあの子達には少々武器の使い方と体術と、学問…を身につけてもらおう』
｢はぁ？なぜです？｣
『1人で生きれるように。あんなボロボロにまたなりたい奴なんぞ居らんだろ。』
部下は不満そうに口を尖らせたが
まあいいですよ別に。
と言って手を動かし始めた。
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ペンギン - 面白いです。続き楽しみにしてます。がんばってください。 (2020年7月18日 13時) (
レス) id: 5f842aeb4f (このIDを非表示/違反報告)
ヲっす(プロフ) - コメントありがとうございます！楽しんで頂けているなら幸いです！ (2020年4月28日 7時) (レス) id: c07bfd86f9 (このIDを非表示/違反報告)
うにぎらい(プロフ) - 作品読ませていただいています！すごく面白いです！更新楽しみに待ってます!!!応援してます！頑張ってください!!! (2020年4月28日 0時) (レス) id: 2ccfca6d8f (このIDを非表示/違反報告)
ヲっす(プロフ) - 指摘ありがとうございます。おかげで治すことが出来ました。気づいてなかったとはいえ、不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。 (2020年4月27日 21時) (レス) id: c07bfd86f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲっす | 作成日時：2020年4月27日 15時
