【気紛れ】季節外れのおれんじふろーと(えんど)【短編】 (ページ6)

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＊ふりーずふろーずん1-2【テニプリ×エヴァ】ページ6

『こんなの夢以外…考えられないって…！はっ…、ああ…』

「…！翼、ちょっと休憩しよっか―」

『っそれは、だめ…！あれに捕まったら…いけないから…』

「…そっか…、じゃあ―」

頭の中はパニック状態―

何これ…？ドッキリかなんかなの？

悪い夢なら一秒でも早く醒めてほしいよ…

暑くてたまらないのに、爪先までじいんと冷えるような、変な感覚…。

こんなに必死で走ったの、きっと生まれて初めてかもしれない…

『先輩…あたし…足手纏いで、はっ…、走るの遅くってすんま、せっ…』

「気にしないで。
遅くないよ
翼は足速いでしょ
…大丈夫、だから！」

気を、遣わせちゃった…。

なんちゅうぎこちない笑顔で…

『あ…！いい隠れ場所！』

字のごとく、脚がもう棒のようで…。

「此所ならすぐには見付からなさそうだ。
一先ず、隠れよう」

『ですね…！』

息が、あがって…！

肩で息するの、いつぶりだろう

これは現実…？

目の前で繰り広げられている非日常に、思わず目を覆いたくなる、耳を塞ぎたくなる…。

此所はドコで、
一体何が起こっているの？