*切愛の果てに【火渡カイ】 ページ22
こんな幼稚な想い
伝えられっこないから
だからむしろ……こんな場所で
君への愛を叫びたくなる
『カイ……好きだよ』
こんな海にカイがいるはずないけどさ
だからこそ叫びたいっていうか……
まァ…
むなしい響きだよね
なんの意味もない叫びだよね
なにやっちゃってんだか、あたし……
「……何をしている?」
『…!!!!カイ…?!!』
「何やら呟いていたようだが…?」
『いやっ……そ、の……!それはね?!』
君に拙い愛を囁いていたなんて、言えませんて……!
『……カイ』
「なんだ?」
『………カイ、好きだよ…!』
「っな……?」
『…カイ、好きだよって、言ってたんだよ。海に向かって』
「なんだ……それは…!」
『あたしにだって…よくわかんないよ。けどね、ウソじゃないってことだけは……たしかだよ』
「何を言って……っ」
『好きだよ、カイ』
「何度も言わなくとも、ちゃんと聞こえている…っ」
『…返事が、ほしいなあ。せっかく勇気出したんだもん』
「今さら、だな」
『え……?』
「口にせずともつたわっているものと思っていたが……どうやらそうじゃなかったらしい」
『それって』
「……好きだ、翼」
『…!!!!』
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キャラがぶれぶれ\(^o^)/
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作成日時:2014年8月22日 23時