*花裂【渚カヲル】 ページ14
だって…
なんで…?
誰もが倖せになれる日…そんなもの、一生来ないんだろうか…
あたしはただ…
みんなに心の底から倖せになってほしくって…
それが手に入るんなら…
他になんにも要らないのに…っ!
不幸になってゆく君を見るのが辛かった…
この身裂かれたっていい
永遠に地獄に縛られたままでも、構わないとさえ思った
ただがむしゃらに君を助けたくって…
ただそれだけで…
ただそれだけなの…に…っ
どうしてこの想いはとどかないの?
なんであたしの願いは一つもかなわないことになってんの…?
どうすりゃ彼を救えるの…?
誰か応えてよ
あたしに詳しく教えて…っ
『ねえ渚カヲル』
「…?なんだい?ヨクさん、恐い顔して」
『…笑って…よ』
「へ?」
『あんたが笑ってさえくれるんなら、他になんにも要らない…から』
「…僕はいつでも笑ってるけどなあ」
『違う…。それ、本心から言ってるの?って聞いてんの』
「君が何を言いたいのか……よく判らないなあ」
『…っ』
「…!どうしたんだい?」
『なに…が…っ!』
「泣きそうな顔をしているよ…?」
『っるッ…さい!ほっとけ…!』
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作成日時:2014年8月22日 23時