＊ ページ19
...
「やーっと泣き止みましたか、」
「……ん、ありがとう」
下駄箱に着いて、靴を履き替える。
傘を差して天月くんと並んで歩く。
「……ねぇ、今日貰った奴はもう友達に？」
「……そう、だけど」
訝しげな表情で私を見る天月くん。
カバンから赤色の袋に包んだチョコレートを取り出すと、
天月くんはぱあっと顔を輝かせた。
「嬉しい、ありがとう……」
「先生に見つからないで渡せて良かった」
「そうだね」
「……天月くん、
来年も、受け取ってくれますか」
ふわり、優しげに微笑んだ。
「勿論！」
「……そっ、か。
わかった、もう要らないなんて言わないでね」
こくり、と頷く天月くん。
なんだか真剣そうな表情がおかしくて笑ってしまった。
「……Aー」
「……何ー？」
「来年の、貰うけど
……他のやつには渡さないで、ね？」
僕妬くから
……だってさ。
.
.
チョコレートみたいに甘々じゃないけど、
少し甘いくらいが丁度いいと思わないかな？
……これからも、君の隣で。
_____fin
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葵香(プロフ) - 星野 詩-Hoshino uta-サブさん» 了解です (2018年2月11日 14時) (
レス) id: f27868d81a (このIDを非表示/違反報告)
星野 詩-Hoshino uta-サブ(プロフ) - 葵香さん» 参加者の者です。えっと、企画ホームページが砂糖。さんの方にあるのでそちらにコメントをお願いします。 (2018年2月11日 13時) (レス) id: c511165715 (このIDを非表示/違反報告)
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