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緑「ぼ、僕は亮ちゃんの「友人」で大倉と申します。あ、あの！亮ちゃんはっ・・・亮ちゃんは、た、助かりますかっ」
亮ちゃんのお兄さんの横山さんは、目元が涼しい亮ちゃんとはまた違う種類のイケメンでカチッとしたスーツに身を包んだサラリーマン風の人やった。そして、たぶん、俺と同じ様に目じりと鼻先を真っ赤にしている。色が白いから目立つんやな、とかそんなどうでもええことを考えとかんと、亮ちゃんの事で思わず叫びそうになってしまう。
俺には祈ることしかできへんのに。
黒「おん、大丈夫。病院から電話貰った時は大変危険な状態ですってまた言われてもうだけど、亮はそれを何百回も乗り越えて来てくれてるから今回も絶対戻ってくるって信じとる。・・・なぁ、大倉くん。亮と今日は遊んでくれてありがとう」
横山さんにお礼を言われてびっくりする。知らなかったとは言え、病気の弟を一日連れ回した俺は横山さんに怒鳴り付けられることを覚悟こそしていたもののお礼を言われるなんて想定外や。
黒「亮な、小さい時から病気のせいで、ほぼずっと病院で過ごしてきたねん。病院ちゅうかベッドの上って言った方がええかもしれん。常に点滴や心電図とかの機械や酸素もつけとかなあかんかったから自由に動き回ることもできへんくて。
今日は病院の中庭に散歩に行けるでって言うたらくらいで、ほんま嬉しそうな顔すんねん。
『普通』の子供にディ〇二ーランド行くぞって言うた時くらいの顔やな」
横山さんは、とても穏やかな表情をして俺に話しかけてくれている。
黒「友達もな、体調がええ時はたまーに病院の中に併設されとる学校に行ってたんやけど、そこでせっかくできた友達も次々に退院していくから次第に自分の殻に閉じこもるようになってもうて・・・」
緑「亮ちゃん、高校へは行ってないんですか？」
黒「・・・・今日、着てた制服、俺の昔の制服やねん。勝手に持ち出したんやな。ついでに勝手に病院から抜け出すし、ほんま困った弟やわ。
でも、
世界で一番、頑張り屋の、だいじな、大事な弟やねん」
語尾を震わせながら亮ちゃんが運ばれて行った集中治療室を真っすぐ見据える横山さん。
黒「亮は、１週間後に手術することになっとったんやけど賭けみたいな手術なんや。成功率は統計学的に見て３０パーセント切っとるし、でもその手術に踏み切らんともうこの夏の終わりまで亮の心臓は持たへん。」
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rin - それと同時に、何年も好きでいさせてくれる、年々好きにさせてくれる関ジャニ∞とすばるくんには、やっぱり感謝しかありません。 (2020年7月8日 7時) (
レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
rin - オモイダマ歌詞に応募した高校時代、関ジャニ∞が先生だったら…と妄想をしていたので、文字起こししていただいて感激です！私の陳腐な妄想の何倍も素晴らしい素敵なお話でした！そして先日はRe:LIVEに応募しました。何年経っても、自分がやることが同じで驚きます(笑) (2020年7月8日 7時) (レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
rin - すばるくんが院内学級の先生設定のお話、書いていただけるとは思わずびっくりしましたがそれ以上に嬉かったです。何度も何度も、繰り返し読んでいます。"こんな大人に…"なんて書きましたが、一応成人しています。紛らわしくてすみません(笑) (2020年7月8日 7時) (レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - はぁーーーーーやられました、素敵すぎる小説ありがとうございました……！！！！終始ニヤニヤしてしまいました、小さい青さんも緑さんも最高です…暴投のようなリクエストに丁寧にお答え頂き感謝感激です、、、ありがとうございました……！ (2020年7月3日 23時) (レス) id: 4dd0f1c284 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - goudamari93さん» そうなんですか！すみませんでした！楽しく読ませていただきますね！またリクが再開した際にはリクエストさせていただきます！頑張ってください^ ^ (2020年6月28日 11時) (レス) id: 4d2690cb8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごーだまり | 作成日時：2020年6月26日 20時
