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そしてそのまま膝から崩れ落ちるみたいにアスファルトの上に倒れ込むのをなんとか支えた。
緑「なんか薬とか持ってへんの！？」
黄「…さっき、飲んでもうたから…か、間隔あけへんと…」
唇に耳を近づけてようやく拾えた小さな細いかすれた声。それだけを紡ぐ間に何度も何度も苦しい呼吸に邪魔されて、ぎゅっと胸を掴んだ手は微かに震えていた。
『俺、先に天国がどんなところか知っときたかったから』
亮ちゃんの言葉と、苦しむ姿がリンクして俺は怖くなった。
緑「分かった。亮ちゃん、ごめんな。はよ楽にしてもらうために救急車呼ぶな？」
黄「あ、あかんっ…−−−っ痛ッッ」
一瞬亮ちゃんは強張った顔になって、首を振ったけど、襲って来た胸の痛みに耐えられなかったのか、直ぐに、わかった、と言ってくれた。
黄「…くら、め…わく、かけて…ごめっ……。でも、しぬまえに…い、いっかいだけ、いっかいだけで、ええから、ふ……ふつうのこうこうせ……みたいに、すごしてみたかった……、むっちゃたのしかった……ありが…と」
緑「亮ちゃん？亮ちゃん、亮ちゃん！」
ふって亮ちゃんが笑って目を閉じて、胸を掴んでいた手がぱたんっと力なくほどけた。
いやや、亮ちゃん。死んだらあかんって。
天国なんかないって、亮ちゃん。
俺は救急車が到着するまで必死に亮ちゃんの名前を呼びながらその手を握り続けた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
薄暗い病院の待合室で、今まではロクに信じていなかった神様に必死に祈る。
『何でも屋さんへ。
僕と一緒に、㏠だけ普通の男子高校生の放課後を過ごしてください。
できたら最後に海に行きたいです』
何でも屋に届いた亮ちゃん(依頼人)からのメールを思い出しながら、胸が張り裂けそうになって涙が溢れて止まらない。
「あ・・救急車を呼んでくださった亮のお友達ですか？良かったら、これどうぞ」
いきなり目の前に綺麗に四つ折りに畳まれた爽やかなブルーのハンカチが差し出された。
緑「す、すいません。ありがとうございます。」
黒「初めまして、亮の兄の横山と申します。
両親は他界してますので、僕が亮の保護者です。
この度は弟の為に救急車を呼んでくださり本当にありがとうございました」
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rin - それと同時に、何年も好きでいさせてくれる、年々好きにさせてくれる関ジャニ∞とすばるくんには、やっぱり感謝しかありません。 (2020年7月8日 7時) (
レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
rin - オモイダマ歌詞に応募した高校時代、関ジャニ∞が先生だったら…と妄想をしていたので、文字起こししていただいて感激です！私の陳腐な妄想の何倍も素晴らしい素敵なお話でした！そして先日はRe:LIVEに応募しました。何年経っても、自分がやることが同じで驚きます(笑) (2020年7月8日 7時) (レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
rin - すばるくんが院内学級の先生設定のお話、書いていただけるとは思わずびっくりしましたがそれ以上に嬉かったです。何度も何度も、繰り返し読んでいます。"こんな大人に…"なんて書きましたが、一応成人しています。紛らわしくてすみません(笑) (2020年7月8日 7時) (レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - はぁーーーーーやられました、素敵すぎる小説ありがとうございました……！！！！終始ニヤニヤしてしまいました、小さい青さんも緑さんも最高です…暴投のようなリクエストに丁寧にお答え頂き感謝感激です、、、ありがとうございました……！ (2020年7月3日 23時) (レス) id: 4dd0f1c284 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - goudamari93さん» そうなんですか！すみませんでした！楽しく読ませていただきますね！またリクが再開した際にはリクエストさせていただきます！頑張ってください^ ^ (2020年6月28日 11時) (レス) id: 4d2690cb8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごーだまり | 作成日時：2020年6月26日 20時
