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帰宅部な俺も体力に自信がある方やないから、そらまあそれなりに息は上がっている。
でも、電車までたったの数十メートルダッシュしただけやのにー
黄「…はぁ、はぁっ、ﾊｧﾊｧ…こほっ、ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…は、はぁっ、」
緑「ちょっと亮ちゃん大丈夫？？」
亮ちゃんは電車の座席に座ってからもなかなか呼吸が整わず肩を上下させて大きく息をしていた。オマケに咳き込んでるし。
緑「体力なさすぎやろ」
反射的に亮ちゃんの背中を擦りながら声をかける。
黄「だ…大丈夫。こほっ、ちょっ…水、飲むわ…」
緑「あ、うん」
たかが咳くらいでそんなジロジロ見られても嫌やろうと思って視線を亮ちゃんから遠く窓の外へ映す。
やから俺はこの時、亮ちゃんが学生鞄的なリュックサックから水筒と一緒に発作止めの薬も取り出していたことを知らなかった。
暫くして、咳が収まった亮ちゃんが俺とおなじように窓に視線を向けた。
黄「………………。」
その表情は何故か凄い真剣で、窓の外で流れては消えていく景色のひとつひとつをまるで目に焼き付けているみたい。
緑「あ、この電車、窓開くねんで。開ける？」
黄「ん、ありがとう」
余りにじーっと見てるから隔たりを無くして景色を直に見せてあげようと窓をスライドさせて開ける。
俺ひとりやと暑いから絶対嫌やねんけどな。
黄「わ！風すごいな！」
緑「ちょっと！亮ちゃん、そんな身乗り出したら危ないで」
亮ちゃんってほんま子供みたい。
喋り方はちょっと生意気で年頃の高校生やし、頭の回転がいいっていうか物知りやから時々凄い大人っぽいのにまるで初めて外へ出た無邪気な子供みたいな幼さがだいたいを占めている。
緑「ほら潮の匂いしてきたから、もうすぐ海やで」
でもそんな亮ちゃんを俺はなんでか喜ばせたくなってしまって一緒になってはしゃぐことにした。
黄「ほんまや！見てみ、大倉、海やで！」
緑「ふふ、俺が教えてんけどね」
黄「風も強くなってきて、湿っぽいな。あ、波の音もする」
そう言って目を閉じた亮ちゃんの長い睫毛が海風に揺れていた。
窓から入り込んだ真夏の午後の白い光に包まれてそんな表情をする亮ちゃんはなんか天使みたいに儚くてー
いや、男相手におかしいけどー
思わずガッと亮ちゃんの肩を掴んでしまった。
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rin - それと同時に、何年も好きでいさせてくれる、年々好きにさせてくれる関ジャニ∞とすばるくんには、やっぱり感謝しかありません。 (2020年7月8日 7時) (
レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
rin - オモイダマ歌詞に応募した高校時代、関ジャニ∞が先生だったら…と妄想をしていたので、文字起こししていただいて感激です！私の陳腐な妄想の何倍も素晴らしい素敵なお話でした！そして先日はRe:LIVEに応募しました。何年経っても、自分がやることが同じで驚きます(笑) (2020年7月8日 7時) (レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
rin - すばるくんが院内学級の先生設定のお話、書いていただけるとは思わずびっくりしましたがそれ以上に嬉かったです。何度も何度も、繰り返し読んでいます。"こんな大人に…"なんて書きましたが、一応成人しています。紛らわしくてすみません(笑) (2020年7月8日 7時) (レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - はぁーーーーーやられました、素敵すぎる小説ありがとうございました……！！！！終始ニヤニヤしてしまいました、小さい青さんも緑さんも最高です…暴投のようなリクエストに丁寧にお答え頂き感謝感激です、、、ありがとうございました……！ (2020年7月3日 23時) (レス) id: 4dd0f1c284 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - goudamari93さん» そうなんですか！すみませんでした！楽しく読ませていただきますね！またリクが再開した際にはリクエストさせていただきます！頑張ってください^ ^ (2020年6月28日 11時) (レス) id: 4d2690cb8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごーだまり | 作成日時：2020年6月26日 20時
