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赤「なんで？」
そんな射るような瞳で見られて、尋ねられても、困る。
緑「なんでって・・これ見てや。24時間何本も点滴ぶら下げて、酸素つけて、ベッドの上で起き上がるだけで・・いや、寝とるだけで、息が切れんのにさぁ・・・。どうやって、そんなもん叩くん・・・ッ・・はぁっ、はぁ・・はっ・・」
そんなん叩いたら、俺、死んでまうやんか。別にええけどさ！
喉まで引っ掛かった言葉を慌てて飲み込んだ。
赤「ふぅん、ほな叩いてみるか？」
すばるくんは俺が叫んだことで酸素と心電図のアラームがけたたましく鳴ったこともちっとも気に留めずに、俺の手に再びスティックを握らせようとしてくる。
赤「お、なんや、大倉、もう握り方覚えてもうてるやん。ええやろ、このスティック。ほんまは素材も形も女性向けなんやけど、ぴたっと手に吸い付くみたいな感じ分かるか？ほれ、叩いてみ？」
緑「なにをよ・・・ドラムなんかないやん・・・」
俺のベッドにあるんは俺を管理する沢山の機械と、まるちゃんが外出許可貰えた時に買ってきてくれた俺に似とるらしいクマのぬいぐるみ。(ヤスが描いてくれた絵は壁紙に貼っとるけど)
赤「そのへんの布団とか、台とかなんでもええから、ぽかって叩いてみ」
橙「僕があげたくまさんはやめてよぉ〜」
緑「ぽかって・・・、そんな音ちゃうやろ。ドラムは」
仕方なく目の前にあったベッドに添え付けのテーブルを控えめに叩いてみた。タンって思ったより大きい音がして、ヤスの身体がびくって跳ねた。
確かに、俺、叩けた。
ドラムやないけど。
たった一回やけど。
叩けた。
寝とる以外のこと、俺、できたんや。
緑「あ。ごめ・・・、なんか思ったより音デカくて・・・」
俺の心の中に超爆音で響いた一瞬のあの音は物理的にもデカかったみたい。
赤「な、普通に叩けてるやん。しかも、ええ感じのおとやった。軽いのに響くやつ！なぁ、大倉はドラマーがやっぱり合ってるよなぁ？」
すばるくんに褒められてうんうんって2人にぶんぶん首を振って頷かれて恥ずかしくて、スティックを放り出して布団に潜る。
緑「いや、叩いたん机やし・・・。続けて叩くとか無理やろ・・・」
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rin - それと同時に、何年も好きでいさせてくれる、年々好きにさせてくれる関ジャニ∞とすばるくんには、やっぱり感謝しかありません。 (2020年7月8日 7時) (
レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
rin - オモイダマ歌詞に応募した高校時代、関ジャニ∞が先生だったら…と妄想をしていたので、文字起こししていただいて感激です！私の陳腐な妄想の何倍も素晴らしい素敵なお話でした！そして先日はRe:LIVEに応募しました。何年経っても、自分がやることが同じで驚きます(笑) (2020年7月8日 7時) (レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
rin - すばるくんが院内学級の先生設定のお話、書いていただけるとは思わずびっくりしましたがそれ以上に嬉かったです。何度も何度も、繰り返し読んでいます。"こんな大人に…"なんて書きましたが、一応成人しています。紛らわしくてすみません(笑) (2020年7月8日 7時) (レス) id: c32b62bc0a (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - はぁーーーーーやられました、素敵すぎる小説ありがとうございました……！！！！終始ニヤニヤしてしまいました、小さい青さんも緑さんも最高です…暴投のようなリクエストに丁寧にお答え頂き感謝感激です、、、ありがとうございました……！ (2020年7月3日 23時) (レス) id: 4dd0f1c284 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - goudamari93さん» そうなんですか！すみませんでした！楽しく読ませていただきますね！またリクが再開した際にはリクエストさせていただきます！頑張ってください^ ^ (2020年6月28日 11時) (レス) id: 4d2690cb8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごーだまり | 作成日時：2020年6月26日 20時
