89．似てる ページ25
you 視点
大先生たちと別れ，私たちはゲーセンにやって来た。
sho「Aはゲーセンよお来るん？」
『あんま来ないかな…。だからめっちゃ新鮮。』
一人じゃ中々入りづらいんだよね…。かと言って，シッマとかを誘ってまで来るものでもないし。
sho「え…これめっちゃかわいーない！？」
『あ，ホントだ。』
紗尾がそう言って指差したのは，大きな犬…ポメラニアンのぬいぐるみ。それはそれはすごく可愛いもの。…なんか―。
『…なんかさ。なんとなく紗尾に似てない？』
sho「え，そう？」
何ていうんだろ。
いつも尻尾振ってるみたいに小走りで此方来るとことか…懐いてる人にはとことん甘えるところとか…。
私は紗尾の頬を両手で包むように触る。
sho「A…？」
…やっぱり似てる。
フワフワした髪の毛。でも，癖っ毛ほどではなくて丁度よい。そして，綺麗な瞳。前までのギャップで少し苦手だったけど，慣れた今見るとすっごく―。
『…可愛いね。』
sho「っ…！」
そりゃモテるはずだわ。こんな容姿が整ってて，性格も…悪くはなくて，可愛いんだもの。
『あ，ごめん…。』
紗尾の頬から手を離す。…流石に何も聞かずに触るのは失礼だったかな。
sho「…がええ。」
『え？』
紗尾が俯いて小さく呟く。どうしたのだろうか。いつもは目を見て話してくれるのに。
sho「可愛いより…恰好良いがええ。」
顔を少し赤らめ，紗尾が言った。…照れてるのかな。それも可愛いと感じてしまう。
『可愛い…。』
気が付いたら口が滑っていた。だってしょうがないじゃん。こんな可愛いんだもん。
sho「…Aのアホ。」
紗尾がそう言って何処かへ駆け足で行ってしまった。
『紗尾！？』
私は急いで紗尾を追いかけようとした。
…が，今日はクリスマスだ。もちろん人は混みに混んでいる。それに，紗尾はまだ身長が高いから進めるかもしれないが，私は生憎少し身長が小さい。そんな中進めるはずもなく―。
???「…此方です。」
ふと，誰かに手を掴まれ私は人混みから離れた。
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とれにあ(プロフ) - 猫狗さん» knさんには頑張ってほしいところ…！笑ありがとうございます！ (1月28日 13時) (
レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
猫狗(プロフ) - ...強く生きろ...knさん...続きニチャりながら待ってますね！ (1月24日 19時) (レス) id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - ひよこさん» ありがとうございます。そして，明けましておめでとうございます☺️ (1月2日 8時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします🙇 (1月2日 8時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 続編おめでとうございます！それからあけましておめでとうございます！！今年もよろしくお願いします！更新頑張ってください！ (1月1日 18時) (レス) id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とれにあ | 作成日時：2023年12月31日 9時
