僕の心が動き出した瞬間 16

793 僕の… ページ43

A side




ＪＮ「ねぇ？もういい加減帰って貰っていい？」




わざと(・・・)居座り続けるＪＢさんとヨナの手を無理矢理引っ張り部屋から追い出すと…

ジニョンさんはすぐに鍵を閉めた…




ＪＮ「ふぅやっと帰った…」


A「帰ったんじゃなくて追い出したんでしょ(笑)？」


ＪＮ「でもこうでもしないとまだまだ居続けるつもりだった…

Aも見たでしょ？

あのニヤけてるヒョンの顔…」


A「で…でも…」


ＪＮ「これでいいんだよ…

さぁこれからどうする(笑)？」




笑いながら…
ジニョンさんの顔がどんどん近づいて来る…




A「えっと…どうすんだろ(笑)？」


ＪＮ「目を逸らさないでちゃんと僕の顔を見て…」




ジニョンさんの白い手がスッと伸びてきて…

顎をクイッと持ち上げられた…




ＪＮ「あれ？もしかして酔っ払っちゃってる？

目がトロンとしてるよ…」


A「ジニョンさんこそ…」


ＪＮ「え…僕も？

あぁそっか…そうなんだ(笑)…」




否定せず…
すんなり受け入れるジニョンさん…




ＪＮ「やっぱこれは浴衣のせい？」




暫く見つめられ…
おでこにキスをされた後…

ジニョンさんのぶ厚い胸に強く引き寄せられた…




ＪＮ「ね…僕の胸ドキドキし過ぎでしょ(笑)？」



　
耳元で囁かれてからニヤッと笑われた…




ＪＮ「どうしてなんだろね(笑)？」


A「ね(笑)…」


ＪＮ「僕…今とっても気分がいいの…

体がフワフワしちゃって全然ゆーこときかなくってさ…

おーとっとっと…」




咄嗟に…
ふらついたジニョンさんの背中に手を回した…




A「大丈夫？」


ＪＮ「全然平気だよ…僕の(・・)A…」




…僕の…



自然な流れで…
当たり前の様に言われた事がやけに嬉しくて…

ドキドキしながらジニョンさんの顔を見上げた…




ＪＮ「誘惑するような目で僕をじっと見ないで(笑)…

ホントに我慢出来なくなって今から襲っちゃうかも？」


A「…いいよ…」


ＪＮ「え？」


A「うん…それでいいよ…」




ジニョンさんに全てを預けてもいい…



そんな風に思える程…
フワフワしてとてもいい気分だった…




ＪＮ「そっか…それでいいんだ(笑)…」




私の気持ちを理解したジニョンさんは…

すぐに手を絡ませながら何度も何度も私の唇に熱いキスを落とした…




ＪＮ「じゃ電気消すよ…」

794 ついに→←792 改めてカンパイ！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す