597 決意 4 ページ47
ヨナ side
ヨナ「宿舎なのに？
宿舎って彼女連れ込み禁止でしょ？
だったら私もダメじゃない？」
ＪＢ「お前はバカか？
じゃお互い休みで一緒に過ごしたい時どうすんだよ？」
ヨナ「また…ホ…ホテルとか…かな？
あははは…」
ＪＢ「それこそ見つかったら大ごとだろ？
だからいいんだよ…
仕事とプライベートをしっかり分ければ何も言われねぇ…
ってか言わせねぇよ…」
ヨナ「あ…そっか…」
変に納得…
ＪＢ「ホントに家政婦になるんだよな？」
ヨナ「何度も同じこと言わせないでよ…」
ＪＢ「俺…心配なんだよ…
安定した収入のある看護婦を辞めて家政婦になるんだぞ？
普通ならぜってぇ引き受けねぇよ…」
ヨナ「うん分かってる…
だからなんだって言うのよ？
私ね…今が自分の人生のターニングポイントだと思ってるの…」
ＪＢ「ヨナ…」
ヨナ「今…家政婦にならなかったら一生後悔すると思う…
だってAと交わした約束が守れなくなっちゃうんだもん…
Aが元の生活を取り戻すまで私がずっと支えてくって…
頑張って生きようとしてたAに約束した事があるって話した事なかった？」
ＪＢ「あぁ…」
ヨナ「患者にそんな事を言ったのはAが初めてなの…
だってホントにAは一生懸命だったから…
だからあの約束は絶対守りたい…って思ってた…」
ＪＢ「Aさんの為にか？」
ヨナ「そう…」
ＪＢ「なんか…お前らしいな(笑)…」
ヨナ「でしょ(笑)？
それともうひとつ…
これが一番大事なこと…
私ね…今のジェボムとずっとずっと一緒にいたいから…」
緊迫していたジェボムの顔が…
一気に穏やかになる…
ヨナ「この数日一緒に居て分かったの…
やっぱり私にはジェボムが必要だってこと…」
ＪＢ「ヨナ…」
ヨナ「看護婦の仕事は時間が不規則でしょ？
長期休暇が取れたから良かったけれど…もし休みが取れてなかったらきっとお互いの心は離れてたよ？
実はそれくらい危機感を感じてたの…」
ＪＢ「そうだな…
俺も確かに焦ってた…」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2017年8月4日 21時
