134 気遣い 14 ページ34
ＪＢ side
トイレ行きてぇな…
そう思いながら目が覚めた…
なんだまだ4：00…
豆球も点いていない…
真っ暗闇のリビング兼寝室…
暗さに目が慣れてるのか…
すぐ横で眠るヨナの寝顔がよく見える…
ったくホント気持ち良さそうに寝てんな(笑)…
スースーと静かな寝息をたて…
幸せそうな顔で熟睡しているヨナ…
起きている時は…
ずっと俺に強がり言ってるくせに…
こうやって見るとやっぱ愛おしい…
普段はきつめのメークをしてるからよく分からなかったが…
間近で見るヨナの素顔は…
なんとなく…
昔のあどけなさが残っていて実年齢より幼く見える…
しかしだ…
この真夏に…
エアコンが効いているとはいえ…
長袖長ズボンなんて暑いだろ(笑)？
素肌の露出が多い服を着ると…
俺に襲われるに違いない…
そんな理由でこれなんだろうけどさ…
おい…
ヨナ…
フード付前開きジャージがヨナには大き過ぎで…
前チャックも下がり気味だから…
胸の谷間がしっかり見えてんぞ(笑)？
これはチャックを下ろしてもいいって事なのか(笑)？
色々妄想を膨らませニヤニヤしながら…
ヨナの唇に人差し指を這わせた…
何も反応なし…か…
あぁでも…
唇旨そうだな…
俺達は付き合ってんだ…
確か…
キスはいいって言ってたよな？
勝手な解釈をして…
無防備なヨナの唇に…
唇を被せてキスをした…
ヨナ「う…うーん…」
目を覚ましたと思ったが…
寝返りを打ちながら俺の腕から離れて…
また寝息を立て始めた…
ハハハ…
まあいい…
今ならトイレに行けるし…
小走りでトイレに駆け込んで…
またベッドに戻ってきた…
あぁなんか…
完全に目…
覚めちまったな…
抱き枕を抱いて寝るのが日課の俺にとって…
何もなしで寝るのはホントに苦痛で…
てか…
ヨナがいるじゃん(笑)…
熟睡してるから多分大丈夫だろう(笑)…
後ろからヨナを包み込む様に抱きついた…
おぉこの感触…
リアル抱き枕は…
やっぱ抱き心地最高…
ちょっと暑いが…
これで安心してゆっくり眠れる…
首筋のシャンプーの匂いをクンクン嗅ぎながら…
またそっとキスをして眠りについた…
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年10月10日 20時
