123 気遣い 3 ページ23
JB side
ヨナ「今…舌打ちしたよね?」
JB「し…してねぇよ…」
ヨナ「ま…いいや…
温かいうちに早く食べよ?」
キッチンのバタフライテーブルに…
紙袋の中身を並べ始めている…
ヨナ「どっちで食べる?キッチン?リビング?」
JB「リビングの方が涼しいからやっぱリビングだな…」
ヨナ「え…そう?」
出し始めたパックをまた紙袋に戻し…
リビングへ…
すぐに座ぶとんに座りながら…
手分けしてテーブルの上に出していく…
お好み焼きに焼きそば…
すまし汁にサラダ…
アイスコーヒー…
アイスキャラメルマキアート…
箸にストロー…
ん?
冷たい方の袋の中に謎の箱…
あれ?
他に何か注文したか?
慌てて箱を開けると…
あ…
チョコレートケーキとチーズケーキ…
それと…
『ジェボムくん頑張って!』
チラシの裏に…
かなりの達筆でこう書かれたメッセージ…
はははは…
これ…
仕事頑張れのメッセージではなく…
きっと…
ヨナとうまいことやれ的な頑張れの意味だな…
大事なひとに…
ここの料理を食べさせてあげたいんです…
なんて…
おばあちゃんに柄でもねぇこと…
話した事を後悔した…
テイクアウト…
やってなさそうな雰囲気の店だったから…
いつもはそんなこと絶対言わねぇのに…
何とか作って貰いたくて俺は必死だった…
ま…
間違いではねぇんだけどさ…
でもしかし…
こんな紙見つかったら…
ヨナにあとでまた発狂されそうで怖いから…
ヨナに悟られないよう片手で紙をギュッと潰して…
静かにポケットに入れた…
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2016年10月10日 20時