120 前を向いて 22 ページ20
ジニョン side
ＪＢ「はぁ食った食った…ちょっとトイレ…」
ヒョンはお腹をパンパン叩きながら…
スマホを持って席を離れた…
僕がひとりになったのを見るなり…
おばあちゃんが駆け寄ってくる…
婆「あなたの隣…思ったよりお偉いひとじゃないみたい…」
ほら(笑)…
やっぱ…
おばあちゃん勘違いしてる…
ＪＮ「ジェボミヒョンは偉いひとじゃなくてチームの中のリーダー…
僕達が上手く活動出来るように…常に全体に目を配って的確なアドバイスをしてくれる…
歌もダンスもこのひとに敵うひとはいないんだ…
僕と１つしか歳は違わないけど尊敬できる僕の大切なひとの１人なんだ…」
婆「ふ〜んそうだったの…
でもいいわね…そんなひとといつも仕事が出来て…」
ＪＮ「そうですね…
あのもし良かったらジェボミヒョンのステージ動画見ます？」
ノートパソコンを鞄から取り出し…
動画を見せる準備をする…
ＪＢ「おばあちゃーん！ちょっとちょっと！」
トイレを出た辺りで…
ヒョンがおばあちゃんを手招きをして何やら話し込んでいる…
なんだろ？
暫くすると…
ヒョンの肩をポンポンと叩いて…
おばあちゃんは厨房に入っていった…
ヒョンは…
他のお客さんの迷惑にならない範囲で…
店内中の写真を撮りまくり…
ようやく納得したのか…
やっと僕の横に戻ってきた…
ＪＮ「どうしたの？」
ＪＢ「いや…」
ＪＮ「ところでどう？僕の隠れ家…」
ＪＢ「あぁすごくいい感じだな…
この空間…老夫婦の表情…このうめぇ料理…今度から俺もここを利用していいか？」
ＪＮ「もちろん！」
今日…
ヒョンに紹介できてホントに良かった…
ＪＮ「そろそろ…食後のコーヒー注文しよっか？」
ＪＢ「え…あ…俺は必要ねぇ…」
何故か目が泳いでいる…
暫くすると…
おばあちゃんが紙袋を2つを持って…
僕達の前に立った…
婆「はいこれ…温かいのと冷たいのに分けてあるから…」
そう言って…
ヒョンに渡した…
ん？
ＪＢ「じゃ俺はこれで…
今日は帰らねぇ…明日は直接事務所に直行するからな…」
ＪＮ「え？」
ＪＢ「で…わりぃけど…俺の部屋に鞄置いてあるから…明日…それを忘れずに持ってきて…」
ヒョンはニヤリと笑うと…
会計を済ませて帰ってしまった…
もしかして…
はじめから今日はそのつもりだったってこと(笑)？
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年10月10日 20時
