第一話 １ ページ3
森高は、木葉の頭にポンっと手を乗せた。
「ま、俺も教師のやつらに俺の甥だからって、ひいきするなって言っとくから大丈夫だろ。それでもやってそうなやつは、給料下げる！！俺は、ひいきするのは嫌いだからな。たとえかわいい甥でも・・・・な。」
そういうとニッと笑った。
木葉はホッとしたように笑った。
「よかった・・・。ありがとうございます！！おじさん！！」
「別にそれくらいで・・・。それより、手続き終わったら、今日から俺のうちで暮らすんだよな？」
「えっ！？いいの！？」
「じゃないと、お前野宿になるだろ。」
「まぁ、そうだけど・・・。ありがとうございます。これからよろしくお願いします。」
木葉がお礼を言って頭を下げると、森高は、
「ん！じゃあ、手続きするから中に入るぞ。」
と言って、二人は、学園長室まで向かった。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
「久しぶりにここに来たなぁ〜。」
手続きが終わり、先に森高の家に来ていた木葉はそういいながら、ベージュ色のレンがっぽいので建てられた家を見上げた。
そして、家の中へと入っていく。
「こんにちは〜。」
と言った。すると、
「木葉兄ちゃん！いらっしゃい！！」
８歳くらいの男の子が駆け寄ってきた。
木葉はその子の目線にあわせるために、腰を落とした。
「大きくなったね。実流＜みのる＞。」
「えへへ〜。」
木葉がしゃがんで実流の頭をなでると、実流は照れて笑った。
「いらっしゃい。来るの早かったわね。」
「あ、小春さん。」
話しかけてきたのは、森高の妻、実流の母の小春だった。３０代には見えない、若い、きれいな顔立ちをしている。
「お久しぶりです。思ったより、手続きが早かったので。」
「そう。部屋の準備は、できてるわよ。」
「今日から、お世話になります。よろしくお願いします。」
「小さい頃から変わらないわね。実流にもこういう風に礼儀正しくしてほしいわ。」
「はは・・・・。実流には、実流のよさがありますよ。素直ですし。」
近くにいた実流は、母親の言ったことに不満顔をしていた。
小春が息子の悩みを木葉に言っていると、木葉の足に暖かくもふもふしたものがすりついてきた。
そして、木葉は下を見て言う。
「あ、まろ！！」
「にゃ〜。『久しぶり！！木葉！！』」
すりついていたのは、目の上に丸っこい眉毛のような模様のある猫だった。
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ゆか潤★(プロフ) - いいなぁ文才ある人って尊敬しちゃいます♪私も書こうとしたのですがなかなか書けません(泣) (2012年8月7日 10時) (携帯から) (
レス) id: 1da60932fe (このIDを非表示/違反報告)
秋桜(プロフ) - わぁーｗ 凄いやｗ 秋さんはいくらかいても読まれないから諦めたけど、凄いHit数だわぁ･･･ 更新待ってるよん、頑張れ(´∀`*) (2012年7月12日 19時) (レス) id: ccc16e3744 (このIDを非表示/違反報告)
瑠河(プロフ) - ありがとうございます！！受験のため、すぐ書くことは出来ませんが、3月下旬には書きますので、待っててください！！ (2012年3月3日 9時) (レス) id: 2076b1e41b (このIDを非表示/違反報告)
胡麻 - 遅れた？！１０００hitおめでとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！！！！！ (2011年10月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 2d1389d30b (このIDを非表示/違反報告)
瑠河 - １０００hitありがとう！！ (2011年10月22日 19時) (レス) id: 059d05a34b (このIDを非表示/違反報告)
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