検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:8,259 hit

3.憧れの的 ページ3

白鳥沢は女の子のレベルも高い。カワイイ女の子、多い気がする。
でもAさんは、その中でもめっちゃ綺麗。
まぁ…当たり前か。あの牛島さんの彼女だしな…。
今日は、地元の大学生と練習試合の日。
土曜日だって言うのに、ギャラリーが多い。



「可愛い女の子に応援してもらえるとやる気出るよネ♪」


天童さんは喜んでいる。


「そうですね!!可愛い女の子いっぱいです!!」



俺は客席を眺めては見たけど
やっぱり…Aさんの方が綺麗だな。
大人っぽいと言うか…なんというか。



「工は彼女いないの?」



天童さんに聞かれ…



「いませんよ…いたら応援に来てもらって…差し入れとか貰ったりして…
考えただけで幸せですね!!」


そんな話をしていると、


「二人ともくだらない話はそれくらいにしてアップとってくださいね」



とってもクールな白布さんが、俺たちの話を遮る。



「堅いネ〜賢二郎は!あ、女バレの子たちも来てくれてるネ〜」



天童さんが指差した先には、うちの女バレ軍団。
練習終わったのかな。中断して見に来たのかな。
なんとなく、ソワソワした。
俺は入学してからはじめての練習試合だったけど
なかなか調子が良かった。



「今日の俺…120点!です!!」

「工…俺の台詞パクらないでよね!」



3枚ブロックをかわし、キレキレストレートが決まった。



「よっしゃ!」



ガッツポーズを出し、牛島さんの方を振り返ると…
見てないし!!!!
…本当に自分以外に興味がなさそうな人だな…
ちょっと落ち込む。



「五色くーん!!!ナイスキー!!!」


大きな声が聞こえた。


「はぁっ!!Aさんがっ!!!」


Aさんが大きな声で俺に声援を送ってくれてる!!
俺の活躍、ちゃんと見てくれてる!!



「女バレのAちゃん、ほんといい子だよね〜。
ちゃんと1年の工のことも名前覚えてくれてるんだね」



天童さんがニヤニヤと話しかけてくる。



「でも若利くんの彼女だもんなぁ。
そうじゃなかったら、狙ったのになー!」



天童さんがそう言ったので…



「え…あんな綺麗な人、牛島さんと付き合ってなくても
天童さんは選ばないと思うんですけど…」

「工、あとでお仕置きダヨ」

4.修羅場→←2.魅力的



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 音駒が見たいっ!さん» コメントありがとうございます!原作のキャラや世界観から逸脱しないように…は心がけているので、そのように言っていただけて嬉しいです!これからもお話書いていきたいです。 (2018年5月21日 18時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
音駒が見たいっ! - 夜久さんの作品で茜さんを知りました。原作にも出てきそうなこの作風、とても好きです!また、色々なお話を見てみたいです! (2018年5月21日 17時) (レス) id: 511a215ca2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ニーナさん» ありがとうございます!短いし、ハッピーエンドでもないのであまり自信がなかったのですがそう言って貰えて嬉しいです!五色は好きなキャラなので、また機会があれば書きたいです! (2018年5月18日 21時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
ニーナ - 五色の作品少ないので、この作品とっても面白かったです!また五色のお話是非作って下さい! (2018年5月18日 21時) (レス) id: 502bd588ac (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年5月2日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。