「壊れかけたバケモノ」 ページ33
「見ーつけたぁ〜」
すぐ後ろから声がした、
あれ、誰だっけ、
頭がイタイ、目がアツイ、
なんで私ここにいるんだっけ、
そうだ、茜さんを迎えにきたんだ、
(本当に?)
え?
(誰かを斬るためじゃなくて?)
違う、
(ほら、後ろにいるよ、標的が)
だれ、貴方はダレ
(私は貴方、そう、本当の貴方、バケモノだ)
私はバケモノじゃない、人間だ
(違うよ、ほら、だって今にも血を欲しがってる)
違う!違う、
(いい加減、気づいたらどう?)
イタイ、アツイ、だめだ、駄目なのに
「ハハッ………本当だ…」
欲しい、ほしい、
刀を構え、斬りかかろうとした瞬間、目の前に誰かが立った、
アレ、この人って
「おい、お前何者だ。僕の仲間……いや、僕の親友に手を出すとはいい度胸だ。夜兎になったこの僕、吉良茜が相手になってやる。」
……ダレだっけ、
親友、茜?…
(ほら、目の前に標的がいるじゃない)
イヤだ…ダメ。
(斬れ、コロせ、血が欲しいんでしょ?)
刀を持っている手が動く
欲しい、大好き、私と同じ真っ赤な色、
(そう、本能のままに動けばいい)
バケモノを守りたいと願った兎→←『兎の抱えた闇』連続更新すみません…。
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミル(プロフ) - 更新しました! (2016年3月11日 22時) (レス) id: c8256e4a78 (このIDを非表示/違反報告)
暖(プロフ) - 遅くなってすいません!更新しました! (2016年3月6日 23時) (レス) id: f0aa921e9e (このIDを非表示/違反報告)
弾音ルリ(プロフ) - 編集終わりました! (2016年2月14日 12時) (レス) id: 79540104a0 (このIDを非表示/違反報告)
ミル(プロフ) - 遅くなりましたwww終りました! (2016年1月30日 21時) (レス) id: c8256e4a78 (このIDを非表示/違反報告)
弾音ルリ(プロフ) - 編集します!(DSから来てるミルです!) (2016年1月29日 2時) (レス) id: 79540104a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ