03 初出勤 ページ4
漫画だったらキラキラ〜とハイライトが飛びそうなほど眩しい笑顔だ。
教育係の単語のせいで一瞬思考回路が固まる。
主(ん？教…育係…？)
教育係と言うことは…つまり上司。
主『！！ よろしくお願いします！』
まさかの自分の上司に朝から社員証を拾わせてしまったことを知り青ざめる。
os「ほらもう行かなあかんで？」
主『はっ、はい！』
さっきのこと全く気にしていないのか歩き始めた大志万さんに自分も追いかけるように歩き出した。
他の社員の方にも挨拶をしながらこれからの上司の元に行く
主『おはようございます』
上司｢あぁおはよう、君が今日から入るAくんやね
君のデスクは大志万くんの近くなんで、分からないことがあったら彼に聞くとええよ｣
上司が見ている方向に視線を向けると、何も無いまっさらなデスクと通路を挟んで後ろの方に大志万さんの背中が見える。
主『分かりました ありがとうございます』
上司｢それとこれから朝礼があるからそこでAくんに自己紹介してもらいたいと思ってるんでよろしく｣
主『！ わ、分かりました』
上司との話に一段落つけ、自分のデスクに着く。
カバンから必要な物を取り出し、置いてある社員用パソコンなどの準備をする。
自己紹介など大人になってからする機会も少なくなっていたため緊張からか手汗が滲む。
何事も第一印象が大事になってくる、どのようなことを言おうかと考えていると
os「Aくん」
主『ﾎﾜｧｯｯ！はい！すいません！』
周りが見えておらず大志万さんに話しかけられたことによって肩が跳ねる。
驚いた声に大志万さんも驚いたみたいで少し目を見開いていた。
os「おぉ…驚かしたみたいやね、大丈夫？」
主『いや、こちらこそ驚いてしまいすいません！』
os「いやいや急に声掛けた俺も悪かったわ、それよりAくんもうすぐ朝礼始まるで？」
そう言われ腕時計を確認すると朝礼の時間に近づいている、周りの社員も集まり始めている。
os「かなり緊張してるみたいやけど、みんな優しいから大丈夫よ、肩の力抜いて な？」
主『お気遣いありがとうございます！』
ポンッと大志万さんに肩を叩かれてから何だか安心したようでさっきまでカチコチだった自分の体が少しほぐれた気がした。
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トコハ(プロフ) - うあっ好きぃ (2021年8月2日 0時) (
レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ノアール - バナナ食べながら見てます 更新頑張ってください! (2019年6月23日 17時) (レス) id: f5c190cce1 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬 繭 - ん"ん"ん"っ…最高…突然失礼しました…更新頑張ってください。待ってます!! (2019年6月17日 21時) (レス) id: 6d8648ded8 (このIDを非表示/違反報告)
月羽矢 影夜@クリーパー - コメント失礼します!!返信の仕方ですがコメントをした方の所に(レス)ってありますよね?そこをクリックして返信を書いたら返信出来ます!!他に何か分からなければ私に聞いてください!!楽しく作品読ませていただいております!!更新頑張ってください!! (2019年6月17日 21時) (レス) id: bd5cb82bbf (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - エミしゃんいない…でもマンちゃん尊い… (2019年6月17日 7時) (レス) id: cf98ce3177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬱ｺﾞﾘﾗｧ | 作成日時：2019年6月8日 14時
