黒衣の魔人と竜騎士も幻想入り (ページ6)

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マザーボムページ6

Mマスター「こいつか…」
スコール「叩き斬る」
ジタン「早く倒さないと里が…！」
カイン「ならば始めよう」
ゴルベーザ「そうだな」
ひときわ大きなボム、マザーボム。取り巻きのボムも多数いるが、この陣容では些細な障害に過ぎない。敵もそれをわかっているのか、次々にボムを生み出しつつ、突進して自爆、という行動をしている。

Mマスター「ぬぇい！」
ジタン「逃がすかぁっ！」
スコール「うおおああっ！」
カイン「おおおっ！」
ゴルベーザ「ぬおおっ！」
マシンマスターの鉄球がボムをなぎはらい、ジタンが爆風をかいくぐり突進を繰り出し、スコールの突進が直線上のボムを吹き飛ばし、カインの槍が確実に仕留め、ゴルベーザの雷撃がボムを落とす。

Mマスター「ちっ、流石に数が多いな」
ゴルベーザ「だからといって逃げるわけにはいかん」
カイン「以前はミストを救えなかったが…今は違う！」
ジタン「ああ、守り抜いてやる！」
スコール「早く片付けるぞ」

ボムを仕留めるペースがだんだんと生まれるペースを上回ってきた。
そしてマザーとの戦いが始まった。

マザーボムの吐く炎をかいくぐり、ボムの突進をはじき、一気に接近して攻撃を叩き込む。
カイン「よし、いけ…」
マザーボムがニタリと笑った。気づかない内にボムに取り囲まれていて、しかもマザーを含む全てのボムが爆発しようとしている。

スコール「くっ…！」
ゴルベーザ「ぬかった…」

だが、爆発は起きなかった。飛来した矢が残らず射止めたのだ。

カイン「助かった。礼を言おう」
永琳「お気になさらず。あなたがたにも用事があります。」
ジタン「んじゃ一回里に戻ろうぜ」

緊張がとけた一行だが、永琳の言葉に顔色が変わる。
永琳「恐らく犯人は、成果を確認するため直接里に向かうわ」
Mマスター「！ならば早く戻らねば…」
永琳「大丈夫、あの子を向かわせたからきっとどうにかなったわ」
ゴルベーザ「あの子とは？」

答えかけた永琳だが、ゴルベーザを見て、思案顔になった。
ゴルベーザ「?」
永琳「あなた、もしかして…まあ、いいわ。さ、人里に向かいましょう」