シューさんのお手伝い〜シューside〜 ページ19
シュー「……なぜ私は信用されていないのだろうか…」
大家殿にお使いを頼まれたのはいいが、かなり心配されてしまった。
私はそんなに頼りない風に見えるのだろうか?…←
シュー「それにしても重いな…」
買うものがたくさんあったため、持ってきたエコバッグだけでは足りなくて、レジ袋にも入れている。
シュー「はあ…疲れた…」
さすがに私でもここまで重いものを長時間持つのには限界がある…
と、その時、例の人物が話しかけてきた。
アリス「…大丈夫ですかシューさん…持ちますよ?」
アリス殿は、不安そうな顔をして荷物を持とうとしていた。
シュー「いえいえ、大丈夫ですよ。」
アリス「いや、大丈夫じゃないでしょ?疲れた顔してますし。危なっかしくて見てられないですよ。」
アリス殿はそう言うと、私が持っていた3つの袋のうち2つを持った。
シュー「あの、ずいぶん軽々しく持ってますけど、重くないんですか?」
アリス「重い?これが?十分軽いじゃないですか。」
これが軽いのか?私でも持つのに苦労したのに…←
シュー「力が強いんですね。」
アリス「あなたが弱いだけでしょ。」←
そう言って睨まれた。
こわっ…←
シュー「あ、あはは…」
アリス「ぷっ…あっはは…!」
なぜかアリス殿は吹き出して笑った。
シュー「何で笑ってるんですか?」
アリス「いや、シューさん、真面目なのにこういうところが変っていうか…面白いというか…」
そう言って笑った彼女の顔は、あのときと違い、とても晴れ晴れしていた。
彼女は暴走したとき、とても恐ろしい笑顔を向けていた。
彼女の出したムジークは、憎しみと悲しみ、怒りを込めた恐ろしい旋律だった。
でも、モーツァルトが彼女を助けたあとのムジーク「きらきら星変奏曲」は、幸せと希望に満ちた美しい旋律だった。
まさか、あいつがアリス殿を救うとは…
シュー「あんな奴のどこがいいのです?」
アリス「へ?」
シュー「あなた、モーツァルトが好きなのでしょう?」
アリス「は?!え、あの…まさか聞こえてたんですか?!////」
シュー「いや、普通に大声で言ってましたよ…で、どこが好きなんです?」←
アリス「何であなたまでリストさんと同じ言い方何ですか…///教えるわけないでしょそんなこと!/////」
アリス殿は顔を真っ赤にして走って行ってしまった。
あの人があそこまで照れるなんて…意外ですね…←
あんなやつを好きになるなんて理解できないが…
シュー「お幸せに。」
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キャンドル@ムジーク - ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年3月19日 22時) (レス) id: 6ed125f96d (このIDを非表示/違反報告)
フローラルローズ - 読ませて頂きました!ワー君かわいかったし、夢主ちゃんもとても面白かったです!がんばってくださいね!応援してます! (2018年3月18日 21時) (レス) id: fcc05aa07c (このIDを非表示/違反報告)
キャンドル - キャンドル@ムジーク という名前で活動させて頂いています! ド下手ですが、宜しくお願い致します!(クラシカロイド、プリパラ、パズドラクロスの3つで、クラシカロイドメインで活動しています) (2018年3月12日 23時) (レス) id: 6ed125f96d (このIDを非表示/違反報告)
フローラルローズ - キャンドルさん» すごいですキャンドルさん!ぜひ見させて頂きます!お名前を教えて頂けますか? (2018年3月11日 14時) (レス) id: fcc05aa07c (このIDを非表示/違反報告)
キャンドル - 急で申し訳ないのですが、私、勇気を出して う、う、占ツクデビューしました!!!少し名前に手を加えていますが、興味があったら見てくださると嬉しいです!アドバイスなどあれば是非お願いします! (2018年3月11日 0時) (レス) id: 6ed125f96d (このIDを非表示/違反報告)
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