命を繋ぐフルートと歌声〜第二楽章〜

紅白ムジーク合戦開幕！〜アリスサイド〜 ページ29

歌&奏「第一回紅白ムジーク合戦の始まりです！」

アリス「いよいよね、ワー君。」

私は、隣に座っているワー君を見た。

ワー君「全クラシカロイド参加...賑わいそうだね。」

ドボ「ぷぎー。」

奏助「では歌います！「僕フツウ」！」

と思ったらいきなり破壊的な歌が流れた。

アリス「なにこれ...!」

ワー君「しかも何でクラシカロイドじゃないあの人が歌ってるの？！...頭が痛い...」

違う意味で最強のムジーク..!←

二曲目、リストさんの「ラ・カンパネラ」。

そこから、ショパンさんやチャイコさんやバダさんが登場。

ワー君「第一シリーズの曲しかないなんて、君たちはまだまだだね。クール路線で活躍できたのは誰のおかげだと思ってるの？」

歌苗「ワー君？！」

アリス「ちょっ...ワー君。み、皆さんごきげんよう。あはは...ちょっと、ワー君口を慎みなさい。」

歌苗「お姉ちゃん？！なにやってんの！？」

バダ「何よ！」

チャイコ「このガキンチョが！」

歌苗「ワー君、これはいつもとは違うから...」

ワー君「ご、ごめん姉さん。」

ベト「小僧！この二人を手のひらで踊らせていると思ったら大間違いだぞ！」

歌苗「ちょっと、ややこしくなるからやめて...」

ここでベトさんのムジーク発動。

ワー君「確かに、そんなときもあったね。でも僕はあの頃の僕とは違うんだ。いつか革命を起こして見せるよ、このリヒャルト・ワーグナーがね。」

歌苗「だから、やめよ...」

アリス「ワーグナー、口を慎めと言ったでしょう。」←睨む

ワー君「は、はい(調子に乗ってあんなこと言うんじゃなかった...)」

そして、次はモツさんのムジーク！

ワー君「革命のお姉さん！お姉さんが胸に埋めてくれた革命の種が花開こうとしています！」

海月「がんばって！ワー君！」

歌苗「やめい！！」

海月「ひいいい！！！」

アリス「海月さん！うちの弟をよろしくねーー！！！」←大声で叫ぶ

ワー君「姉さん、お願いだからやめて...!」←

次はシューさん、そしてバッハさん！

そこまではよかった。

みつる「やっぱりバッハ様のムジーク以外のムジークはただの雑音っす！ましてやあんな危険な出来損ないの奴に比べたら何百倍も！」←ワー君の事言ってる

後ろの人がそう言った瞬間、私の中の何が切れた。

ワー君「だから出来損ないは「誰が出来損ないですって！？」

彼女は一体...〜ワー君サイド〜→←弟とクラシカロイド〜歌苗サイド〜

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