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彼女の部屋の扉を指でなぞり
そこを背にして床に座る
頭を持たれさせれば、押し殺して
すすり泣く声が聞こえてきた
横に目を遣ると、銀時が尾を立てて俺を睨みつけている
それに息をついて、首根っこを捕まえた
そのまま部屋のベッドの上に放って隣りに腰を降ろせば
警戒しながら距離を保っている
『……なァ、教えてくれよ』
俺は、どうすればいいんだ？
猫に分かるわけねェよな、と嘲笑い
どっかへ行かせようと扉を開けるが、奴は出ていこうとしなかった
ベッドからは降りて、部屋にあるソファに乗っかる
俺を尻目に、そこで丸くなった
『……変な奴』
お前はいいな、なんて思っちまった自分がいる
お前だったら、何の理由も無しにAに近付いても
傍に居ることが許されているんだ
んなことを考える俺を馬鹿だと笑うように、大きなアクビをした
クローゼットから服を適当に選び
それに着替えて銀時の頭を一つ撫でる
ジャケットのポケットに煙草とライター、車の鍵
そして引き出しに入れたままの紙を突っ込んで、俺は静かに家を出た
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◆戦場の椿姫◆ - 結構…面白いネ…全然飽きない… (2017年8月18日 23時) (
レス) id: 3e81e6a0f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず子 - おやすみ編の完結おめでとうございます。お疲れ様です。続き楽しみです (2017年2月6日 3時) (レス) id: eaafd734f4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - なふこさん» 神威のセリフもう少しカッコよくしたかったです…（ ; ; ） (2017年2月5日 22時) (レス) id: df05ad1568 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 彩彌さん» ありがとうございます！続編で終わらせられるようにします！ (2017年2月5日 22時) (レス) id: df05ad1568 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - まさこさん» ホントですか！嬉しい！ありがとうございます (2017年2月5日 22時) (レス) id: df05ad1568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル
| 作成日時：2017年1月25日 16時
