【銀魂】おやすみ、愛らしい人よ

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冷蔵庫にある物を使い、チキンライスを閉じ込めたオムライスを作る




出来上がったものを向かい合わせに並べて


銀時のご飯も近くに置いた






『ごめん、朝ごはんまだだったんだよね……』




お腹空いてたね、と彼の首裏を撫でる




お皿にスプーンが触れ合う音だけが妙に大きく聞こえて



会話が無いのはいつも通りなはずなのに


一層虚しく感じてしまう





言いたいことは、色々あるんだ




松陽先生のこと


神威さんのこと




そして、もう直ぐ結婚してから三年目ということ




三がつく時期は危険だと聞いたことがあるが


まさか本当だとは思ってなかった






毎年お祝いのようなことはしなかったし


覚えていないのかもしれない





頭の中がグルグルして


胸の中がモヤモヤして




気分が悪くなり


半分以上、オムライスを残したまま



それをゴミ箱へ捨てた







結局、この程度のモノ。

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