【銀魂】おやすみ、愛らしい人よ

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『……目、覚めましたか？』




『……お前』




ゆっくり目を開けると、隣りには女の顔



現状を確認すれば


俺は女の肩に寄りかかっていたようだ




公園にある時計を見ると


俺がこの公園に来た時から、何時間も経っている




その間、コイツはずっと隣りに座っていてくれてたのか？





『急に意識を失ったので心配しました


お気分はいかがですか？』




『……さっきより大分ましだ』




それはよかった、と俺に笑いかける




その表情に


胸が大きく弾むような音を立てた







『晋助殿ここにいたのですか』




探しましたぞ、と公園の外から武市が俺の元に来る



そこには、車が止まっていた





『そうか


……悪かったな』




力を入れ、ゆっくりと立ち上がる




女を見れば、心配そうな顔で見上げていて


俺は柔らかそうな髪を撫でるように、頭に手を乗せた





『この礼は、いつか必ず返す』




『別に大丈夫ですよ』




いや、と俺は軽く首を振った





『なんでもいい、考えておけ』






お前の望むモノを



俺が、プレゼントしてやるよ

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