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『というわけで、家までお願いできる?』
途中まで方向が一緒でしょ、と
猿飛はAのコートと鞄を俺に渡した
酒が苦手なくせに、飲んでしまったらしい
大丈夫かと声をかけるが
うめき声をあげるだけだった
『おい、帰るぞ』
ほら、と肩を貸すも
嫌だとその場にしゃがみ込む
『土方くん、私____』
思わず、動きが止まってしまった
何を言ってるんだ、と慌てて言おうとしたが
どうやらもう眠ってしまったみたいだ
支えるように手を回して、俺はタクシーに乗り込む
猿飛から聞いたAの住所を運転手に伝えれば
寄りかかるように、俺の肩に頭を乗せた
やけに、時間が経つのが遅く感じる
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家に帰ると、まだAは帰ってきていないみたいだった
一人の家は静かで
とりあえず風呂に入り、コーヒーをいれる
テレビをつけてやれば
銀時は物珍しそうに、映っている車を追いかけた
その姿を後ろから見ていると
インターフォンが鳴る
Aか、と思ったが
鍵を持っているはずだ
こんな夜中に迷惑な奴だと思いながら
俺はモニター画面を覗いた
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◆戦場の椿姫◆ - 結構…面白いネ…全然飽きない… (2017年8月18日 23時) (レス) id: 3e81e6a0f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず子 - おやすみ編の完結おめでとうございます。お疲れ様です。続き楽しみです (2017年2月6日 3時) (レス) id: eaafd734f4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - なふこさん» 神威のセリフもう少しカッコよくしたかったです…( ; ; ) (2017年2月5日 22時) (レス) id: df05ad1568 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 彩彌さん» ありがとうございます!続編で終わらせられるようにします! (2017年2月5日 22時) (レス) id: df05ad1568 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - まさこさん» ホントですか!嬉しい!ありがとうございます (2017年2月5日 22時) (レス) id: df05ad1568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2017年1月25日 16時