【銀魂】おやすみ、愛らしい人よ

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『Aー


久しぶり！！』




ワイワイと、近付いてくる皆と手を合わせてしまう





『本当に久しぶり』




大人っぽくなってる、なんてふざけあって


あの頃は、とまだ数年前なのに話に花が咲いた





『あー、Aが一番早く結婚したね』




『大学卒業してすぐだもんね！』




『旦那さん社長だし、イケメンだし…！』





晋助さんのことを褒めてくれることは嬉しいが


今彼氏がいて、結婚を考えている子や


片想いをしている子が少し羨ましく感じた




初めて私が恋をしたのは公園の彼で


結婚を考えたのは、晋助さんではなく土方くんだ




その土方くんは、と周りを見回すと


数人の男性と話している姿が見える






『今日、高杉さんは大丈夫なの？』



こっそりと聞いてくるさっちゃんに


うん、と小さく頷く





『いつも夕飯は家で食べてないから……


だから猫のご飯とお風呂の用意はしてきたよ』





帰宅は晋助さんと同じくらいの時間になるだろうか


分からないから、とりあえず大丈夫なようにはしておいた






『A、先生には会ったか？』




『先生！


どこにいるの、九ちゃん』




高校の時とは違い、髪を下ろしている彼女は

あっちだ、と教えてくれる



そこには、何人かに囲まれている先生がいた





『ありがとう、行ってくるね』




行ってらっしゃい、と九ちゃんは軽く手を振ってくれる

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